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外食の1500円より、自炊の1500円のほうが…
インフレで様々なモノの価格が上がっている。
食品から日用品雑貨、ガソリンから電気代・水道代、株から不動産・コモディティーまでありとあらゆるものの価格が上がって行っている。
お金の価値がどこまでも薄くなっている状態がしばらく続くのだから、ある意味これは仕方がないこと。
今までの通貨の刷りすぎ・信用創造分を一気に取り戻そうとして、実際のものの価格にそろえようとしているフェーズのだからどうしようもない。
個人的には、モノについてはいずれ今の価格に対して最低でも「5倍」以上になることは覚悟しているほうがいい気がする。
逆に言うと、今貰っている給与や年金などは、全て価値が「1/5」以下であるということを早めに意識することも重要。
手取り30万は、実質的には6万円。
月収100万円の給与であったとしても、それは20万円にすぎない。
年収で何千万や億の単位をもらっていたとしても、実質的にはそこまでの額面的な価値を発揮することは無い。
さらに額が大きければ大きいほど累進課税の影響も大きく、さらに実質金額は落ちていく。
そのことを意識しながら、早め早めに現金以外の価値が減りにくいものに変えていくことが必要な時代になってきている。
最近はインフレが激しく、外食に行ってもものすごくコストがかかる。
1食あたりランチで1000円くらいだったものが、気が付いたら軽く1500円くらい時には2000円近くになっている。
会社の社食でも以前までは400円で十分満足できたはずが、いまでは簡単に700円を超える。
これらは材料費の値上げや、人件費の高騰、電気ガス代金や不動産賃料の高騰など含めて、ある意味仕方がないことかもしれない。
ただ、価格に上乗せをしすぎることにより、お店によっては客が離れてしまうことも増えてきている。
大好きだったお店が値上げで半端なく高くなっていたり営業終了ということも増えてきて、外食についても以前よりもする回数が少なくなってきた。
その代わりに、スーパーや良心市で買ってきたものや、ふるさと納税で手に入れたものをうまく組み合わせて自炊にすることが増えた。
多少の手間はかかるものの、それ以上に色々なものが溢れているから飽きはやってこない。
むしろ1500円を自炊で全力でかけると、思った以上に品質も高く、満足できる量になっているものが多いことを感じる。
もちろん品質というものは「見た目」というよりも、使われている食材へのこだわりという面が強い。
化学調味料や加工品を避けて、出来るだけ素材そのものの味を楽しむというコントロールができるのも、自炊の醍醐味。
その結果、気が付いたら身体の健康によってはとても良いものが選べているような気がする。
1500円で買えるものはちょっとした贅沢かもしれないが、おそらくこの価値はお店で食べているとさらに2倍以上の価格はするかもしれない。
そう考えると、結果的にますます自炊が増えて、外食の頻度が減っていくようになる。
少し時間さえかけてしまえば、居酒屋のちょっとしたもの程度なら、自分の工夫で半分以下の値段で作れてしまうのだから。
人によってはそれがコスパ良い・悪いと判断が分かれるかもしれない。
というのも、お金に任せられることはお金に任せておいた方がいい面があるのももちろんまっとうな意見。
得意な部分のみに集中して時間を節約するということで、働いて稼いだ方がいいというのもうなずける面が多い。
ただ現在ではそれ以上にインフレ分の増加コスト分を、自分の人件費でカバーできる部分が増えてきている気がする。
自分を含めて多くの人は自分自身の価値が簡単に上げられることが難しいこともあるから、まずは自分が人件費的に低めに機能していることをうまく活用して、それを自炊にまわすのもありかもしれない。
早めにデフレマインドをインフレマインドに切り替えることも必要かもしれないが、自分自身の時間単価を考えることで、最も良い自分自身の使い方というものを考えてもいいかもしれない。
少なくとも、「食事・料理」という観点では誰もが毎日関係するものであるからこそ、その積み重ね部分をどうコントロールするかは大切な選択であるように感じる。
外食の1500円よりも、自炊の1500円に満足する、今の自分は自炊を選択するフェーズにいるような気がしている。
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ありがとうございました。