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もし健康でいることに、明確な「金銭的インセンティブ」がつけられたのならば

日本の病院は、毎日が混雑&繁盛しているように感じる。

というのも何か少しでも身体の調子がおかしかったら、即病院が当たり前になっている文化(?)だから。

近所の整形外科も、平日の朝から行列が続いている。

休日もそれなりの人が並んでいたし、流行り病の時期とかもすごかった。

PCRのための行列、ワクチン接種のための行列、健康や病気に関することについてであれば、どれだけでも病院に並ぶ。

そして金銭的にもどんなに高くても3割負担しかないことで、かなりお得な気分。

高齢者であるならば、それが1割や2割であることも当たり前。

ちょっとしたことでも気になれば、医者に話せば何とかなってしまう。

病院に行けば行くほど、お得な感じになれる。

これは保険としての仕組みが機能しているからこその安心ともいえるかもしれない。

ある意味これが日常茶飯事であるような気もするが、最近は負の側面というものもかなり目立ってきているような気もしている。

というのも、この仕組みを支えるために多くの社会保険料がかかっているのもまた事実だから。

サラリーマンである限り、何らかの形で働いている限り、社会保険料は増える一方。

いくら賃上げされたとしても社会保険料で引かれ、実質的な手取りは賃上げ額の半分程度。

高給取りな人によっては、1/4程度の手取りしかもらえないこともあるかもしれない。

本当にこのままでいいのだろうか。

医療利権にあまりにも多額のお金が引っ張られていく中、何とかして社会保険料そのものを少しでも減らす方向に持っていくことは出来ないのだろうか。




もし健康であることに、明確なインセンティブが付いたのならば。

例えば、「1年で1回も病院に行かなかったら、一人当たり10万円をボーナスとして支給します」であった場合どうなるのか。

さらに2年であるならば、2年目は20万円、3年目は40万円と倍々で増えていくならどうなのか。

多くの人が積極的に病気にならないように、通常以上に気を付けるようになるかもしれない。

もしくは、ちょっとした病気程度では自分で治せるとして、自力で何とかする人が増えるかもしれない。

病院や薬に頼らず、食と睡眠に対してもっと時間をかけるようになるかもしれない。

こうなってくれば、もしかしたらより社会保険料は減ってくるかもしれない。

そうすれば、多くの働く人によってはかなりプラスになる可能性というものも高くなるのかもしれない。

もちろん、この内容は医療利権集団にとっては絶対にやりたくないこと。

利権の源が小さくなってしまうのだから、至極当然のこと。

ただ、利権があることそのものは、日本人全体にとってはマイナスに作用することが多いようにも感じる。

これはどのように考えればいいのだろうか。




15年ほど前に上海に旅行に行ったとき、多くの人たちが公園にて、太極拳を楽しんでいる様子を目にしたことがある。

老若男女ごちゃまぜ、特に高齢な女性がかなり多いイメージ。

そして全員がとても若々しい雰囲気に溢れていた。

自分の目にはとても魅力的に映るとともに、日本との差を感じた。

何なのだろうこの差は。

もちろん、上海の一部を見たのみであって、すべての人が健康とは限らない。

とはいえ、こんな感じで高齢な方々が楽しそうにしている場面に日本では出くわしていない。

たまたまとはいえ、日本の状況とはかなり違うようにも感じた。

病院に並んでいる日本、太極拳を楽しむ上海。

埋めることが出来ないような差があるように感じた。




すべての人が天寿を全うするまで、元気に明るく楽しく人生を過ごす。

それが出来るようにするために、出来るだけ健康状態を自ら作る方向にインセンティブを仕向ける。

健康のために病院に行くのではなく、太極拳やラジオ体操へ。

そのために、具体的な健康維持による金銭的インセンティブ、あったらとても面白いかもしれない。

人によっては「不公平だ」という人もいるかもしれないが、まずは試しに病気にかからない頑丈な方向にする仕組みがどのように機能するか、社会実験として試してみたい気もする。

とはいえ、そもそも病気にならない人、健康である人は、既にそれ以上のインセンティブを得ているのも、実は気が付きにくいが事実であるともいえるが・・・




ありがとうございました。

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