見出し画像

まずは「食事の挨拶」を大切にすることから取り戻していく

食事を摂ること、料理を食べること。

生きている限りは、ほぼ全ての人が毎日することの一つ。

美味しいものから口に合わないもの、健康に配慮されたものからとことんジャンキーなもの。

世界中の様々な料理が日本で楽しめる。

そして、日本独自の食事である和食。

質素であることの美しさ含めて文化遺産となることだけでなく、健康的でとても素晴らしいと認められている。

日本人であることがとてもラッキーであるのは間違いない。

そして、様々な料理を準備してくれる人に、食材を提供する全てのもの。

時間や命を使って今目の前に準備された最高の食事。

巡り巡って、偶然目の前に組合せとして現れた食べ物たち。

「いただきます。」

「ごちそうさま。」

「美味しかったです。」

この言葉を伝えられるということは、とても幸せなこと。

しかしながら、忘れられていることも多い気がする。

それは健全から離れていっていることのように感じる。





食事が当たり前すぎて、ありがたみを感じない。

目の前に出てくるものに集中してたべるのではなく、他のことをしながら食べている。

身体の中にとりあえず放り込んでおけば良い。

時間がないから、さっと終わらせる。

作業と同じ、ただ摂取するだけ。

味とかどうでも良いから、パッパと終わりたい。

そんなふうにしていることも多い現代。

食事に対してかなり失礼なことを平気でやっている。

確かに様々なものに追われている時には、そうなりがちかもしれない。

とはいえ、それが続いているのはかなりの問題。

もう少しゆとりを持てるように出来たら全く変わってくるのではないのだろうか。





さまざまな問題が世界を賑わせている。

あれこれと振り回されることもあるかもしれない。

そうなっていく前に、まずは「食事」を取り戻すところから始めてみるのも良いかもしれない。

本当に大切なこと、それに気がつくことが出来るとても良いきっかけ。

そして、ゆっくりと食事を楽しんで、周りの人に改めて伝えてみる。

「いただきます。」

「ごちそうさま。」

「美味しかったです。」

まずは言葉から取り戻すこと。

一人一人の輪が、どんどん広がっていく。

そこから幸せを感じることができれば、もっと世の中は良くなっていくに違いない。



ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!