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ブロガー界隈の緩慢な地獄記④-集団浅慮でなく、浅慮の集団

今回も「ブロガー界隈の緩慢な地獄記」の続き。


ここまでの「ブロガー界隈」記事で何を書きたかったのか。それは、当時の僕を含めて、構成員が「浅慮の集団」だったということだ。

「集団浅慮」という言葉がある。閉鎖的な集団が議論することによって、好ましくない結論にたどり着く、という現象を意味する言葉だ。巨大な組織が暴走する事例は枚挙にいとまがない。ナチスの例を引くまでもなく。

この概念を提唱した社会心理学者のジャニスは、原因のひとつとして、「集団凝集性が高いこと」を挙げている。「集団凝集性」はざっくり言うと「どれだけその集団に帰属意識があるか」みたいなイメージだろう。また、ジャニスは他にも「集団が過度のストレスにさらされている」など、複数の原因を挙げている。

ブロガー界隈については、あまり集団浅慮は起こっていなかったと言える。過度のストレスにさらされていなかったのはもちろん、それほど帰属意識があったワケでもない。ブロガーが集まったとしても、集団浅慮でヘンな意志決定は起こらない。

そうでなく、ブロガー界隈は「浅慮の集団」だった。構造的に浅慮の人が引きつけられやすいので、浅慮の人がたくさん集まっていた。集団を形成することで浅慮になるのではなく、単に浅慮の人が集団を形成していた


今日はそんな話を書きたい。誰よりも浅慮だった当時の僕から見た、浅慮の群像劇を。

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それでは早速書いていこう。今日扱いたいのは、この人たち……。



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