「おかしさ」とは、心情に麻酔をかけること。ベルクソンもそう言ってる。
最近つくづく感じるのは、「おもしろさ」とか「笑い」に対する捉え方が、個々人によって大きく異なっているなぁ、ということだ。
先日、こんなツイートをした。
ここで引用してるのは、ざっくり言うとこういう話。
めちゃくちゃおもしろい話である。「そんなことあるんだ」と衝撃を受けた。一般に、スピリチュアルにドハマりした人は客観的なデータの積み重ねで考えを改めることは少ない。
このあたり、『ルポ 人は科学が苦手』などを読むと詳しく解説されているのだが、科学的な現象を信じない人に対して客観的な証拠を突きつければ突きつけるほどかえって信じなくなるという地獄のような検証が紹介されている。
ということで、「25年間アカデミアで精緻に検証した結果、心霊現象は実在しないと考えを改めた」みたいな事例は非常に珍しく、とても興味深い現象である。
また、その過程もめちゃくちゃおもしろい。「テレパシー能力の有無を調べる論文で博士号を取れるんだ」という驚きもあるし、「色々な心霊現象の実在性をマジメに実験したんだ」という驚きもある。そしてことごとく「実在しなかった」という結論になるのも実におもしろい。人間らしいおかしみに溢れた話だ。
そういう意味で、僕は心からの称賛の気持ちとして「おもしろすぎる」とツイートしたのだが、これが一部の人には受け入れられなかった。
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