イマイチだった本をひたすら紹介する。本のアンチパターンを求めて。
おもしろかった本を紹介するコンテンツをよく作っている。
最近だと、めちゃくちゃにおもしろかったのが『Science Fictions-あなたが知らない科学の真実』。
これがあまりにも良かったので、色々なところでコンテンツに活かしまくった。単独で動画にもしている。
そんなワケで、「この本おもしろかったですよ」という話は日常的にしまくっているのだが、「この本イマイチですよ」という話はほとんどしていない。するメリットがないからだ。
イマイチだった話をしても、本は売れないから広告費も入ってこないし、出版社や著者だって嬉しくないから、嫌われてしまう。
とはいえ、イマイチな本にはイマイチな本なりの発見が詰まっているはずだ。ソフトウェア開発の世界には「アンチパターン」という概念がある。ざっくり言うと「よくある失敗パターン」である。これを事前に知っておくことで、同じ失敗に陥らずに済む。僕は作家として、自分がイマイチな本を書かないために、本のアンチパターンを知りたい。
そんなワケで、今日はあえて「イマイチだった本」の話をしようと思う。4冊取り上げるが、この4冊はどれも違ったパターンのイマイチさで、本のアンチパターンを考える上でおもしろい事例だと思う。
なお、ムダに敵を作りたくないので以下有料になる。(出版関係者の皆さ~ん、僕は公然と貴社の本をディスったりしないので今後とも仲良くしてください!!イマイチだった場合は裏でやんわり言うだけで、表では褒めるだけです!本のご恵贈など無限にお待ちしております!)
単品購入(300円)もできるが、定期購読(500円/月)がオススメだ。いつ入っても当月書かれた記事は全部読める。7月は5本更新なのでバラバラに買うより3倍オトク。
それでは早速見ていこう。まずはとあるYouTuberが書いたこちらの本……。
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