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それは仲良しごっこ。本当の仲間じゃねェ。
今日は「高め合える仲間は甘くない」というテーマでお話させていただきます。
僕は以前からお話していますが、成長するためには環境がとても大切だと思っています。チームを強くするためには2つしかありません。1つは外から戦力となる人材を招き入れる方法です。チームに足りない能力を持った人材を外から入れて補強するってヤツです。プロの世界では移籍金を払ってチームを強化しますよね。
2つ目は、外から戦力を連れてくるのではなく、今いる人材を育てるという方法です。ユース年代の選手を育て、そのままトップチームで戦力として招くことがプロの世界でもありますよね。
チームを強化するためには「外から人材を連れてくる」か「育てる」か、この2つしかありません。
まずはっきりさせておかないといけないことは、どちらがチームを強化しやすいかという話です。これは、間違いなく外から連れてくる方です。すでに必要な能力を持った人材がチームに加入すれば、チームが強化されるのは明らかです。それに比べて「育てる」というのは「時間」も「労力」も必要になります。どれだけ「時間」と「労力」をかけても「育ち切らない、」「必要な能力値まで伸びなかった」なんてこともあります。「育てる」というのは、とても大変なのです。
外から戦力を連れてくるということは、同時に「今いる仲間を切り捨てる」ことにもなります。外から来た人材に自分のポジションを奪われることがあります。
個人的なことを少しだけ話すと、僕は「みんなでがんばろうぜ!」という世界の方が好きです。誰も見捨てたりしたくありません。
一緒に成長して、目標に向かってがんばるというのは楽しいです。当然成長するためには、血の滲む努力が必要です。自分の限界を超え続けないといけません。ですが、外から来たヤツにパッと交代させられて「お前クビね!」という世界よりもフェアで健全だと思っています。
話を戻します。どちらにせよ「成長する」「勝利する」には、チーム全員が努力しなければいけません。時には仲間に対して厳しいことも伝えなければなりません。そこに「甘さ」は必要ないです。チームの環境が常に「向上心」で作られたものでなければ、すぐにチームが腐ってしまいます。そして、腐った細胞の連鎖が広がります。努力しないのであれば、外から戦力を連れてくる方がチームにメリットがあるのです。簡単に「勝利」という結果を手にすることができるのです。
自分を成長させていきたいのであれば、血の滲むような努力が必要です。高め合える仲間は、甘い訳がありません。隣にいるの仲間の努力量に負けていられるかと言い聞かせ、自分を奮い立たせながら死ぬ気で努力するのです。そして、頑張っていない仲間の背中を無理やり押してやるくらいの熱量が、チームスポーツには必要なのだと思います。
今日は「高め合える仲間は甘くない」というテーマでお話させていただきました。
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