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人生の困難を減らす!クリティカルシンキングを身に着けるための方法とは?

クリティカルシンキングとは?

クリティカルシンキング=批判的思考

これだけだとよくわからないが、つまり
「ホントにこれって正しいの?」「みんなこう言ってるけど実際そう?」と批判的に物事を考えることで、固まった考えから抜け出して思い込みを減らす思考。

クリティカルシンキングのメリット

このクリティカルシンキングを身に着けると、どんな良いことがあるのか?それを一言でいうと

人生の困難が減る

これはなぜか?例えば

「今日は暇だなー。」 
ふと携帯を手に取り、いつも通りyoutubeを開いた。
この動画おもしろそうだなー。
ハハッ!おもしろーー
「あーそういえば、英語勉強しないとなー。でも、まいっか!」
その日はずっと動画を見続けて一日が終わった。

こんな日常を送っている人は少なからずいるのではないだろうか。
この場面にクリティカルシンキングを持っている人が遭遇するとこうなる。

「今日は暇だなー。」
―考える―
あーでも、英語やらなきゃなー。
最近、やっぱどこでも英語は要るっていうし、やっといて損ないしなー。やろ。
―――――――

英語を勉強する。
ピコン!ふと携帯の通知が来た。
youtubeの通知だった。
「あー見たいな。」
―考える―
疲れたし一本だけ見るか
―――――――

youtubeを見だした。
一本見終わった。
「あっこの動画おもしろそう」
―考える―
いや、でもこれ見たら英語の勉強するって決めたしなー。
でも見たい!
―考える―
いや、でもこれ止まんなくなっちゃうやつだよな。
ここでやめとこ。
―――――――

英語の勉強をまた行った。

という感じになる。

このように、人は自分の感情に流され(思い込み、偏見、バイアスによって)多くの判断を誤る。この判断ミスを少なくしてくれるのがクリティカルシンキングである。

ではこのクリティカルシンキングを身に着けるためにはどうすればいいのだろうか?


クリティカルシンキング

クリティカルシンキングを身に着ける方法は至って単純だ。

感情から湧き出た言葉、思い付きに対して「それってホント?」や「それって嘘でしょ?」等の
言葉で批判をする

これだけだ。

これをするとなぜクリティカルシンキングを身に着けられるのか具体例から理解しよう。

例えば、

仕事から帰宅したら勉強をすると決めていたが、
家に帰ると疲労感に襲われ
「疲れてるから今日はいいや」と思い
勉強をしなかった。

これは「疲れたから勉強したくない」という感情によって、勉強しないという選択肢しか見えなくなる事によって起る。
本当は勉強するという選択肢があるのに、勉強する選択肢は考えずに勉強しない選択肢を取るのである。

これを防ぐためにより良い選択肢を得るためにクリティカルシンキングを用いる。

感情から湧き出た言葉、思い付きに対して批判する。つまり

「疲れているから今日はいいや」

という言葉、思い付きに対して「それってホント?」と批判し、再び考えるのだ。これによって

疲れてるけど、今日一応やるって決めたし。
じゃあ、2ページやるって決めてたけど、今日は1ページだけでいいや。それやったら寝よ。

というように、「勉強をしない」と無意識に選択肢を絞って考えている状態から抜け出し、「勉強する」という新たな選択肢と自分の感情、状況をすり合わせる事でより良い選択を取れるようになる。

このように、

感情から湧き出た言葉、思い付きに対して「それってホント?」や「それって嘘でしょ?」等の
言葉で批判をする

これを実際に行う事でクリティカルシンキングを習得できるのである。

しかし、感情から湧き出た言葉、思い付きを判断する基準が分らなければどのときにこの批判をしたらいいのか分からないそこで、簡単な判断基準を次に示す。

感情から湧き出た言葉、思い付きを判断するための
簡易的な基準

基準は

1.選択肢が1つになっていないか?
2.選択肢の方向性が1つになっていないか?
3.選択肢がそれだけだと思っていないか?

である。

以下に解説をする。

1.選択肢が1つになっていないか?
 感情から思いついた場合、1つだけしか選択肢を見ていない事が多い。
 初期に起りやすい1つの選択肢しか見えていない、1つの選択肢を肯定する理由しか見つけられない状態を切り抜けるための基準になる。
 1つの選択肢を2つにする。

2.選択肢の方向性が1つになっていないか?
 2つや3つ選択肢が思いついている場合でも方向性が同じである場合が多い。この場合もまた、思い込みによって別の選択肢の可能性を無くしている。
 この基準によって、今までの方向性とは異なる選択肢を増やす。

3.選択肢がそれだけだと思っていないか

 既に選択肢が複数あり、方向性もある程度揃っている場合、どれを選ぶかという考えに陥り易い。
 しかし、実際には既存の選択肢以外にも多くの選択ができる事を認識するための基準がこれである。

 このように、1つの選択肢だけでなく、実際には多くの選択肢がある事を考えることによって、思い込みを少なくすることが出来る。

 しかし、根の深い価値観等によってつくられた思い込み(潜在的な思い込み)に対してはこのままだと対処出来ない。

 そこで次は潜在的な思い込みに対して対処するためにリストを作った。

 次項は質問形式のチェックリストになっているので実際に思い込みにとらわれていないか確認して、今後少しでも思い込みに惑わされないようにしよう。

潜在的思い込みチェックリスト

ここでは、陥り易い思い込みについて質問形式で書いていく。実際に自分が思い込みに囚われていないかを確認するためのものである。

1.一つの情報から全体を決めつけてないか?
 (嫌いだと思ったらその人の嫌いな面にしか目を向けていないか?)
2.成果が出ないのはその人が頑張っていないからだと思っていないか?
3.自分が信じていることは相手も信じなければならないと思っていないか?
 (相手が自分と同じ価値観を持っていると思っていないか?)
4.自分と似ている人、同じ集団の人を高く評価しがちではないか?
 (価値観、考え方等の異なる人と会ったり連絡をとっているか?)
5.ある時成功したからと言ってその法則がいろんなことにあてはまると思っていないか?
6.自分の事をすごい人だと思っていないか?
 (知識や能力のない人ほど自分をすごい人だと思ってしまう。)
7.反対の証拠があるのにそれを無視していないか?
8.自分の持っているものは良いものだと思っていないか?
 (手法等より良くすべきものに対しての変化を行う必要が無いと思っていないか?)
9.ある事をするときは、別の事が出来ると想定して選択しているか?
 (勉強する時間を遊ぶ時間にもできるし、遊ぶ時間を勉強する時間にも出来る)
10.先に感情があってそこから行動が生れる思っていないか?
 (行動からも感情が生まれると分かっているか?)
12.良いことをしたら、悪いことをしてもいいと思っていないか?
 (ダイエット中運動したからご褒美にご飯をいっぱい食べてもいいと思っていないか?)
13.より良い考え方で行動しようと考えることで、行動を先延ばしにしていないか?
 (より良い考え方がいつの間にか完璧な考え方になっていないか?)
14.自分の気持ちを素直に表現しているか?
 (自分の嫌だと思った事などを素直に相手を批判しない表現で正直に伝えられているか?)
15.ストレスは体の害になると思っているか?
 (ストレスは乗り越えるまでは確かに体の害になるが、乗り越える事で幸福感、満足感、成長が得られる。)
16.常にもっと良いモノがあるまたは完璧に近いものがあると思っているか?
 
(完璧はいつまでたっても到達しない。それが自分にとって満足し得るかどうかが重要である。)

 これは、自分の感情から出た言葉、考えに対して批判するときも使える。

 勿論この他にも思い込みは多数あるので、このリストだけを意識すればいいわけでは無い。


まとめ&実践

感情から湧き出た言葉、思い付きに対して「それってホント?」や「それって嘘でしょ?」等の
言葉で批判をする

これを習慣化する事でクリティカルシンキングを行えるようになる。

感情から湧き出た言葉、思い付きを発見する基準は

1.選択肢が1つになっていないか?
2.選択肢の方向性が1つになっていないか?
3.選択肢がそれだけだと思っていないか?

の3つで、これによって思い込みを発見する。

 実践で使う時は初めは「1.選択肢が1つになっていないか?」のみを常に意識することから始める。
 次に無意識に選択肢が1つになったときに自然と「それって嘘でしょ?」等と批判して考えられるようになったら「2.選択肢の方向性が1つになっていないか?」、「3.選択肢がそれだけだと思っていないか?」の思い込みを発見手法を増やしていく。

あとがき

クリティカルシンキングを身に着けるための参考にしてください。

ここに書いてあることを基に自分で考え、より自分にあった状態を目指しましょう。

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