家なし生活294日目:気がついたら遠くに来てた
メリークリスマス。
去年どうだったか全然覚えてないけど、今年はカップルとか家族とか盛り上がってるところとかから遠ざかるために、神戸サウナに行きました。
昨日も「サ道」のスペシャル(The Sauna、新しいとこ行ってないからまた行きたい。新しいとこできる前のThe Saunaへ行った記事はメインサイトに残してます↓)やってましたけど、ほんとブームでブームで知った人も多く来るんですよね。
男子4名連れとか楽しいじゃないですか。で、やっぱ騒いじゃう。わかるんですけど、歳もあるのかちょっと嫌なんですよね。落ち着いて入れやって。
ただクリスマスイブの神戸サウナ。そういう4人連れが居てもおとなしいんですよ。「世間のクリスマス商戦」からあぶれたからなのか。そういう雰囲気が嫌な人が来ている感じでとても落ち着いて過ごせました。
最近の心持ち
最近家なし生活を数えることもしていなかったんですけど、12月25日で294日目らしく。思えば遠くまで来たなと。
11月あたりからはどうにもならんときもあって、マクドで一晩過ごしたり、西宮から春日野道まで歩いてみたり。
相変わらずなにやってんねやろなと思って、落ち込むことも多いんですけど、ふと今日見つけたツイートでああそうやなと思ったのがこれ。
「移働家」は実験なんだろうな。
自分がどこまで耐えられるのかという実験。
行き先がわかっていて手段はどうであれ、自分のできる方法でその方向に進んでいけばいつかはたどり着けるという実感を得たことも大きい。
今年とくに助けられた2つのこと
今のダウンシフトした本来の自分に快く関わっていただいている方はもちろん往々にして助けていただいている。それは間違いなく本当に感謝しかない。
でもその中でも2つほど自分にとってめっちゃ助けられたと思えることがあって、それが書きたいというか覚えておきたいがために、いまこれを書いている。
「夏乗り切ったやん」
ひとつは「夏乗り切ったやん」。神戸のコワーキング「カフーツ」で行われている「間借りコワーキング」のときに来ていただいた方からいただいた言葉。
日々生きるのにせいいっぱいで、視野が狭くなっているときにその言葉をかけてもらったことで、「あ、自分はここまで来れたんか」と思えた。
その言葉をもらってから、明らかに前へ進む力が増した気がして、本当にありがたかった言葉のひとつ。
自分に渦巻いている思いを紛らわせる場所や人、仕事を持つ
もうひとつは言葉ではなくその人の姿勢から気がついたこと。
12月の半ば、尾道で大人たちの合宿にお誘いいただいて、一棟貸しのホテルでごはんをつくったり、お酒飲んだり、焚き火したりと夢のような時間を過ごした。
初めての人も居るし、一番多くても会うの3回目とかだったけど、不思議ととても安心感がある空間だった。
その夜にいろいろ話したんだけど、ダウンシフトするように言われている人が居て、その人の話を聞いていて、いろいろ腑に落ちた。
身近に自分の渦巻いている思いを紛らわせる場所や人、仕事があるから、明るくいられて、多くの人に好かれるんだろうなと思った。
好かれたい自分と本当の自分とのたたかい
アダルトチルドレンって本当に親の機嫌を取るために生きてきていて、それが関わる人すべてに発動する。
だから自分の中にちょっとでもそうじゃない自分が出てくると苦しむ。苦しむから、ないリソースの中から差し出す。それが相手にとって普通になる。リソースがなくなっても差し出し続ける。
それで破綻したのが僕だ。
その場から離れることによってかなり良くなったが、自分の中の思考ではまだまだその考えが取れないサビのようにこびりついていて、これとずっとたたかっている。
そしてこれを改善しない限り、また同じことが起こる。
クリスマスイブの朝からまっ昼間にそれが発動して止まらなくなった。
好かれようとする自分と本当の自分。たたかいの一部始終。
↑好かれたい自分発動
↑本当の自分発動(よくできた)
↑好かれたいというかあかん自分発動
↑珍しく代替策を考えた自分(えらい)
結果こうなった。↓
いままで考えてもたどり着けなかったここにたどり着けたのって、おそらく「夏乗り切ったやん」があったし、尾道での話のなかでその人の姿勢が見えたからであって。お二人には本当に感謝したい。
醜い自分も本当の自分。いなしながら生きる。
たぶんこれからも自分が思う醜い自分とのたたかいは続く。
醜さはたぶん消すことはできないけど、うまくいなしていくことはできる。
オープンのところに出していくんじゃなくて、クローズドで渦巻いている思いを吐露することで、もっと密接に人と人との関係が結べるだろうと。その場所が増えていけば、病むこともなくなっていくのだろう。
そして気づいたけど、もうわりと自分のまわりにはそういう人たちがいるということも実感しつつある。
ずっと無理して、適応障害になって働けなくなって、離婚して、療養中の実家から逃げ、持ってたものを捨てまくって家なし生活をはじめて。
失ったものは多いけど、残ったものもあったし、残ったものから芽吹いたものもある。
これを大切にして醜くてもそのままでいけばいいと思えただけでも本当によかったなぁと思えるし、そう思えるのは幸せなんだろうなと思いました。
メリークリスマス
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