建築学概論 (映画020)
「建築学概論」
2013年に公開された韓国映画、前後して「サニー 永遠の仲間たち」が公開されたこともあってそれとセットで楽しみたい「建築学概論」です。同じ国、公開された時期の近さ、それら以外に現在と過去が往来する物語という共通項が挙げられますが本作は恋愛にスポットを当てて登場人物も少なく例えるなら「サニー 永遠の仲間たち」をコンパクトにしたような作品です。ヒロインよりも男のほうが印象に残りやすいのは同性だからなのかもしれません。故に共感もできて特にニセモノのシャツのエピソードは似たような体験もしてて恥ずかしさと可笑しさが混在するシーンでもありました。言わば、あるあるが本作の持ち味で家族についてしっかりと描かれているあたりが好感が持てます。飛躍しますが、結婚したくても老いた親を優先して婚期を逃すケースもあるのかもしれない、そんなことも考えさせられる作品でもありました。とは言え、シリアスな物語ではなくて、先のニセモノのシャツも含めてユーモアもありますが特に大学生時代の友人がキスの舌の絡め方を手振り身振りで表す場面は可笑しかったです。因みにニセモノの服の実体験、ラコステと思っていたシャツを着ていたことがありますが着心地が悪くて検めて眺めてみたらワニのシッポが真っ直ぐに伸びていました。
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