ガンパウダー・ミルクシェイク (映画040)
「ガンパウダー・ミルクシェイク」
アクションの痛快さやバイオレンスの緊張感、コメディの肌触りはクエンティン・タランティーノ監督作品を連想、合わせてスローモーション等はサム・ペキンパー監督作品やジョン・ウー監督作品、きっと、バイオレンス映画の数々に影響を受けているはずで好感触や親近感も加わる「ガンパウダー・ミルクシェイク」でした。監督はナヴォット・パプシャド監督、2022年に公開された作品です。過去に何本か撮っていて評価も良くて後に予定されている作品もあるのかもしれませんが覚えておきたい監督でもあります。クエンティン・タランティーノ監督の影響をダイレクトに示している一方でフィルムの感触は現代的、端々で色彩を強く印象付ける工夫が施されていて作家性が感じられます。クエンティン・タランティーノ監督はもちろんですが、北野武監督、石井隆監督と並ぶような監督になってほしいナヴォット・パプシャド監督です。ジャニス・ジョプリンの「心のカケラ」を使っていて好感触、子供と二人三脚で行われるカー・アクションは新鮮、その他、数々のアイデアが散りばめられていて清々しい気分にさせられる映画でした。
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