試合に勝つ「攻めのある剣道」を具体化し身につける

指導者、監督として試合に参加すると試合に負ける多くの道場指導者や保護者が「もっと攻めろ」という言葉を一生懸命頑張っている子供達に投げかけているのを見ます。

その言葉の具体的な内容を知らない子供達は困惑し結局結果が残せません。
もしかしたら親御さんは勿論、その道場の指導者さえもそのことについてちゃんと理解し説明できてないのかもしれません。

さらにそういう大人の対応に子供達はいち早く気がつきます。こうして剣道嫌いの子供達は出来上がってしまいます。
いつも辛い練習に通わされている、でも試合に勝てない。負のスパイラルに陥ればますます勝てなくなるのは当然です。

ではどうすればその状態を抜け出せるのか。
それは「攻め」を具体化しそれが身につく考え方、練習方法を知り実践することです。

自分の場合たまたまこれまでの指導者に恵まれ、攻めというものが身につく具体的な考え方・稽古が出来たので運動神経、体格は決して恵まれなかったにも関わらず多くの大会で割と好成績を残すことができました。さらに大人になってから様々な指導者講習会、セミナーや高段者の集まる稽古会などに参加し、多くの書籍にも触れて指導法を工夫してきました。

それらの方法論で現在子供達を指導し、いままで一度も勝てなかった子たちをどんどん試合に勝たせてあげられるようになりました。そして頑張って結果を出した彼らの希望に満ちた表情、親御さんたちの嬉しそうな姿を見るたびに指導に大きな喜びを感じるようになりました。

その方法は決して難しいものではありません。内容自体は誰にでも出来るし、お金やコストもほとんどかかりません。時間もほんの僅か、いつもの練習メニューに少しプラスして頂くだけで結果は出ます。

ここではそれらの具体的な考え方・練習方法を少しずつ紹介し、子供が勝てなくて悩んでおられる出来るだけ多くの子供達、親御さんや指導者の方々の助けになれればと思っております。

また内容としては主に小学生対象ですが、多くの部分は中学生以上、大人にも対応していると思いますので参考にして頂けたらありがたいです。


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