ある剣道指導者

とある町道場の少年剣道指導者。

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試合に勝つ「攻めのある剣道」を具体化し身につける

指導者、監督として試合に参加すると試合に負ける多くの道場指導者や保護者が「もっと攻めろ」という言葉を一生懸命頑張っている子供達に投げかけているのを見ます。 その言葉の具体的な内容を知らない子供達は困惑し結局結果が残せません。 もしかしたら親御さんは勿論、その道場の指導者さえもそのことについてちゃんと理解し説明できてないのかもしれません。 さらにそういう大人の対応に子供達はいち早く気がつきます。こうして剣道嫌いの子供達は出来上がってしまいます。 いつも辛い練習に通わされてい

    • 剣道の上達に必要な考え方

      自分も指導している子供たちも、新しい攻め方や構え方、打突方法に変えた後しばらく調子が悪い時期が続き、数ヶ月後に全体のフォームがまとまってグンと調子が良くなるということがよくあります。ある時期は動きと間合い、体の軸などが噛み合わずあまり打てなくなるけどその後急速に冴えのある攻めからの打突ができるようになる感じです。 比較すると失礼になりますが試合など拝見すると全日本クラスの選手の多くもこういった成長段階は当てはまると思います。剣道の技術を一つ向上させようと思うとその技術が高度

      • 小学生でも鋭く正しい攻め足の感覚を掴み、出鼻技が得意になる練習

        攻め足と表現するとどうしても少し抽象的になりますが「相手を崩すと同時に打てる足」を身につける練習法です。足について剣道では右足は相手を崩す足・誘う足、左足は打つ足と指導されることがしばしばあります。 つまり「自分の右足が少しだけ浮き上がりながら相手に対し前に出ることによって相手に四戒(驚、懼、疑、惑)が生じ構えが崩れ、その瞬間に自分の左足には溜めができて身体が乗れてる状態なのでそのまま身体を前に押し出し鋭く打突する」という状態を作るための練習法です(余計わかりにくいか、、)

        • 鋭い足捌きを作り、中途半端な間合いで居着かずに先を取って打つことを可能にする練習

          以前書いた練習メニュー  https://note.com/kendo_shidou/n/n691b978ab804 を試して頂いた子供たちはだいぶ間合い感覚が高まったのではと思います。しかしその練習の中で足の動きがどうしても止まる・居着くある瞬間が存在するということも同時に明確にわかったと思います。その瞬間は気を抜いていなくても足が止まり、手元も上がりやすくなります。そして打たれます。 大人も子供もほとんどの人は足捌きにすごくセンスのある人以外、このある瞬間に足が止ま

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        試合に勝つ「攻めのある剣道」を具体化し身につける

          力まず鋭く打突する。正しい構えの手の内を一瞬で作る方法。

          ある著名な範士の先生の教えです。恐らくほとんどの人が知らない内容ですが、試すとびっくりするほど簡単に構えの手の内が理解でき、子供達にもわかりやすい方法だと思うので紹介します。本当に一瞬で出来るので試合前、稽古中の待ち時間などに試してみて下さい。 構えが硬いとよく言われる方、振りが遅い方、緊張するとすぐ手がガチガチになってしまう方などおすすめです☺️

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          力まず鋭く打突する。正しい構えの手の内を一瞬で作る方法。

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          出小手について

          返し胴に次いで出小手についても道場などでよく質問されるので説明します。実際は本人の動きを見ないと分からないので自分が指導の上で重要だと思っている基本的なことだけですが😅 個人的には比較的得意だと思っており八段の先生にもたびたび褒めて頂くのでこれでいいのかなと思います。 まず鉄則は竹刀の振りは最小限、正面で捉え、打った直後にすぐ体を捌くということです。この動きを可能にするために一番大事なのは、踏み込み(右足が床に着くこと)と左足の引き付けをほぼ同時にすることだと思います。

          出小手について

          無意識・瞬間的に反応しすぐ打てる状態をを身につける連続出鼻技・応じ技の練習法

          出鼻技、応じ技、ともに相手を待たず自分からから仕掛けて引き出すのが鉄則です。とはいえ頭で分かっていても無意識にそれをやるのは難しすぎる、ならば身体に覚え込ませてしまおうというのがこの練習です。この練習法は知ってる方は知ってると思いますので無料公開にさせてもらいます。知らない方や、強い学校や道場でやってるのを見たことあるけどやり方が分からないという方は読んで試してみてください。 自分も小学校・中学校の時はレギュラーメニューでした。素振り、切り返し、基本打ち、連続応じ技、地稽古

          無意識・瞬間的に反応しすぐ打てる状態をを身につける連続出鼻技・応じ技の練習法

          返し胴の機会を逃さない、鋭い竹刀操作を身につける練習

          返し胴に関して、メッセージや道場でもよく子供や学生さんたちから質問を受けるのでそれにまつわる練習を一つ紹介します。やはりかっこよく返し胴を試合で決めたいとみなさん思われてるみたいですね。 中には「返し胴に逃げるな」などこの技に否定的な指導者も多いようです。 自分の場合、懸待一致、体捌き、鎬の使い方、刃筋、下半身の安定など多くを学べるので剣道上達のために大事な技だと思っています。 返し胴で難しいのは相手の面を捌くと同時に打つこと、竹刀操作と体捌きだと思います。 ここで紹介

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          返し胴の機会を逃さない、鋭い竹刀操作を身につける練習

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          返し胴について

          質問を頂くことが多いので自分なりに答えさせて頂きます。知ってる方にとってはだいたい当たり前のことだと思うので無料公開にいたします😅 返し胴は、相手の面打ちの竹刀を表しのぎ(竹刀の左側)に乗せると同時に右足を右前に出し、身体が右に入ってることが大事だと思います。次の瞬間左足の引き付けで打ちます。 要は木刀の基本技の基本8面返し胴のかたち、プラス抜けて残心という形です。 あくまで踏み込み足で前に出るのではなく送り足で、右少し斜め前に捌きながら打つことが大事です。(踏み込み足

          返し胴について

          打突時に崩れない身体を作り、一本を確実に取れる軸の入った打突を作りあげる練習

          この練習も前回と同じ〇〇を使います。 しかし今回は目的も内容も前回とはまた違った練習法です。道具としてあまりにもコスパがよく便利なので〇〇は今後もたびたび登場するかと思いますが、、

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          打突時に崩れない身体を作り、一本を確実に取れる軸の入った打突を作りあげる練習

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          間合いを常に自分のものとして操作し、試合で優位に立つ練習

          ここで紹介させて頂くのは近所でタダで手に入る〇〇を使って、間合感覚を掴む練習です。 この練習は特に地稽古の直前にやって頂くと非常に効果的です。繰り返し行うと、その後の稽古では子供達の足がこれまでになく細かく俊敏に動き、自ら間合いを操作しだすことが感じ取れると思います。 もちろん稽古以外の場、家や公園などで時間があるときに行っていただいてもよいと思います。

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          間合いを常に自分のものとして操作し、試合で優位に立つ練習

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          攻めについて(基本・初歩的な考え方)

          剣道では相手の、起こり頭(打とうとする動作や気持ちの起こり)、居着き(気の抜けたところ、こちらの打突を防御したところ)、尽きた所(打ち終わったところ)を「三つの許さぬところ」として重要な打突の機会としています。 「攻め」と言うのはまさにこの機会を作ることに他ならないと考えています。 「打つまでが剣道、打っている時は運動」このことが意識できているかどうかで剣道はまったく違うものになります。高段位の昇段審査等に挑戦されている大人の剣士の方々は充分承知かもしれませんが、少年指導の

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          攻めについて(基本・初歩的な考え方)

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