イヤな気分の時は…
先日、仕事でイヤなことがありました。
具体的に何があったかというと…
(私は工事の営業をしているのですが、)
お客さんから特殊なコンクリート構造物の撤去工事を
請け負う事になりました。
方法を色々と提案した中で、使用する機械や工程を
詰めていきます。
そして何度も現地調査と打合せを繰り返し、
乗込み日程を決めました。
ところが、いざ作業に乗り込むと、
客先手配のクレーンの配置が違う…
(場所により吊れる重さが違うのでエライことなんです)
支給されるはずの発電機とコンプレッサーが無い…
仕事出来ないじゃん!となるのですが、
何とかその日の内に段取りをつけて
翌日から作業開始できるように整えました。
しかし、翌日そのお客さんから言われたのは、
「こんなんで工程通り終わるのか?」
それでカチンとなってしまったわけです。
多少文句は言いましたが、そこからしばらく
イライライライラ…
その次の日ですが、たまたまVoicyで
ワーママはるさんが論理療法の話をしていたのが
自分のこの状況にドンピシャでした。
内容は、感情の動きはA(出来事)→C(感情・悩み)
ではなく
A(出来事)→B(考え方・受け取り方)→C(感情・悩み)
というプロセスで起こる。というもの。
そして、そのBがどういった考え方かを分析することで、
それが正しい感情なのかを分析することが出来る。
というものでした。
かなりタイムリーに良い情報が得られたので、
数冊、これに関する書籍を買ってみました。
ちなみに、上記のABCは
A:Activating event 出来事
B:Belief system 考え方 受け取り方
C:Consequence 感情・悩み
の頭文字で、それに対応する
D:Dispute 反論(間違ったBを論破する)
E:Effect 効果(Dにより得られる行動)
まであるようです。
中でも、少し古い本だったのですが
「自己変革の心理学」 伊藤順康 著が
わかりやすく書いてありました。
従来の心理療法は感情が行動の源泉であると考えてきた。
しかし論理療法はもう一歩踏み込んでさらに鋭く、
感情が心の中の言葉つまり心の中の文章記述としてあらわされ、
それが行動を左右するのだと考える。
たとえば、「いやだなあ」という感情は、
「私はこの状態を好いていない」という文章記述をしていることであり、
「わあ、うれしい」という感情は「私はこの状態を大好きである」
という文章記述をしているということになるというのである。
こういった考え方は正直苦手でした。。
さて、これを踏まえて冒頭の私のイライラは合理的なのか?
考えてみました。
A:予定通り終わるのか?という質問。
C:こちらは悪くないのにそんな質問をするなんて!
と、イライラした。
ここで、
B:乗込み前に色々と面倒をみて、さらに
客先のミスをカバーしたのだから敬われるべきだ!
さて、このBは正当か?
D:もしかすると客はこういった知識が浅く、最終確認を
怠った自分にも責任がある。
また、
D:本当に工程に関して不安で、ただただ確かめたく、
悪気など1㎜も無かった。
E:であれば、自分がイラついて口論になるのは
間違っている。工程に関して真摯に説明し、
目的(工事完了)に向かって対応するのみ。
という事になります。
うーん。難しいですが、Bの思考習慣を良くすると
楽に生きられる気がしますね!!