「手段と目的」の話。(マネジメントより)
特定の事を意識すると、その情報ばっかり目に付く
心理効果があり、「カラーバス効果」と呼びます。
で、そのカラーバス効果のせいなのか、
最近タイトルの「手段と目的」の話をよく聞きます。
内容は割とネガティブなんですが、手段に固執するあまり
目的を見失っていませんか? という話で…
先日から、ドラッカー大先生の「マネジメント」を
読み返していたのですが、「事業は何か」という
有名な問いの中にこれに類似するものがあるなと
感じました。
引用しますと、
企業の目的としての事業が充分に検討されていないことが、企業の挫折や失敗の最大の原因である。逆に、成功を収めている企業の成功は、「われわれの事業は何か」を問い、その問いに対する答えを考え、明確にすることによってもたらされている。
このくだりから、顧客を満足させることが目的であり、
顧客は誰か… という話に繋がっていきます。
私なりの解釈ですが、企業の在り方として
(自社の)商品を用いて、顧客をどのように満足させるか
これを明確にしておけば大丈夫!と大先生は太鼓判
を押しているのだと思います。
さて、冒頭のカラーバス効果の話に戻りますが、
大前提として、私が何か特定の意識していることがある。
ということです。
これは、2か月ほど前に新しい顧客管理ツールが当社に
導入されたのですが、まあ使いにくくて…
しかもこのツール、営業部長の一途な推しで
導入が決定し、システムの構築にもかなりの時間を
費やしたようであまり使用頻度が少ない営業マンは
指導が入るという…
使い続けることが目的っぽくなっていますが、
でもこれ、手段ですよね??
顧客の満足には…繋がらないかな~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?