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#8 呪術廻戦展行ってきた

渋谷ヒカリエで開催されている呪術廻戦展に行ってきた。
ものすごく良かった。じっくり回っていたら二時間半近く経っていたほど見応えのある内容だったし、何よりもこれまでの原画展とは一味違う現代の原画展という内容だった。

この呪術廻戦展を語る上で重要な要素がある。まず、今回の原画展のテーマは「呪術廻戦の創作行程の全てに触れる」という点である。更に、呪術廻戦の作者芥見下々先生は「デジタルで作業している」という事も大きなポイントだ。

そのため、今回の原画展では「デジタル原画」「ネーム」のデータを用いて展示されている。従来の完成された一枚絵や、編集のコメントや下書き原稿を見る原画展とは一味違い、白紙からの完成行程や、最新技術を用いた作業行程。更にはデジタルならではのレイヤーを全て観ることができるなど、本当に0から100まで呪術廻戦が出来上がるまでを観ることが出来た。

レイヤーとは、透明なシートのようなもので、それぞれのレイヤーに異なる要素(線画、色、影など)を描くことができます。これにより、イラストの各部分を個別に編集したり、調整したりすることが可能になります。

https://www.mouse-jp.co.jp/mouselabo/entry/2023/12/20/100023

更には普段表には出て来ないアシスタントの作業なども細かく紹介されており、芥見先生のコメント付きなので作業領域の分担やどういったコミュニケーションが交わされているのかも分かる。

勿論、完成した一枚絵の迫力も抜群で単純に原画を楽しむという面でもお釣りがくるほどであり。満足度120%の原画展だった。

どんな会話、工程を経て呪術廻戦が完成していくのか、今回考考見聞録に記載したのその大枠に過ぎない。呪術廻戦の読者は勿論、漫画家やイラストレーターを目指している人必見の内容となっているので是非、自分の目で体験して来て欲しい。

最後に、呪術廻戦展に行かれた方は公式図録は買った方がいい。
図録でしか見られない作者コメントがあることに加え表紙が兎に角かっこいい。

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