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2020年2月に公開されたスニーカーニュースまとめ

2019年からまとめはじめたスニーカーニュース2020年2月分!

例によってオフィシャルのリリース日ではなく、わたしがSNS等でアップしたタイミングで区切っていますので悪しからず。

やはりというか、すごいスピードで売り切れてましたけれども、たまたま現物は確認することができました。 おもっていたよりもはっきりとしたシボの革で、おもってたよりもハッキリとした印象の靴でした。 アパレルも良さげでしたね。

個人的にはY-3のレーシングシューズベース型は毎回結構関心している気がします。 とくに今回のDUOSOLEの巻き上げとつま先補強の関係性が独特で好きです。 しかもレイヤーづかいが見事で、レーシングシューズらしい軽さの表現もすばらしい。

ここまでリアクトエレメント系がヒットするとは。。。とおもっていたのですが(デザイン的にはメインストリームではなかったので)、ナイキもたぶんそんな感じの反応で、次の手が出るまで結構空いていました。 が、これです。 元々の大まかな部分は継承しつつ、結構な作り変え、でも勘所は外さず、というバランス。 素材とカラーが変わったら欲しいなぁ。。。

異様なブームが過ぎ、ニューバラブームも落ち着いたかなぁというタイミングだったので結構期待していたのですが、ええ、外れまくりました。 まったく何もひっかかりませんでした。 手に入れられた方、おめでとうございます。 すなおにうらやましい。。。

かわいいなぁとおもったらミズノだったというとても意外なデザインになっとくのメルシーボークーコラボ。 そりゃかわいくなるよね。 この座組みを組んだひとがすばらしい。 そしてこの仕上がりにした方もすばらしい。 かわいい。。。

ファッション系のコラボでいうと、結構アイコニックになりそうなエキストラパーツをつける傾向が見られてきているけど、こんなに元々の靴のデザインに合致したかたちでつけてるケースもめずらしい。

チェーンジェイル。

いろいろ話題になってるからわたしから詳しくは説明しませんが、靴本体としては選択と集中の塊、といった感じ。 盛りに盛った機能性は「走りのスピードに寄与するもの」に特化し、それによって失われる耐久性などは捨てているという割り切り方がすごい。 これだけの結果を出すにはリスクとって捨てるところ捨てなきゃダメなんだよね、とも思いつつ、なんともアメリカ的な靴だなぁともおもうわけです。

以前、スニーカーブランドのサステナビリティについてまとめましたが↓

このときのナイキへのコメントとしては「イノベーションドリブンで解決してやるという意識がすごい」としましたが、これもその結果と言えるとおもいます。 これをできるようにする勢いがすごい。

もともとカジュアルなデザインのものをちょい足しで大人っぽくみせたりといった表現はいくつかみられますが、これはかなりいいやつではないでしょうか? 要素としてはそこまで足さずに、というのがポイントで、そのなかで最大限に印象が変わっている好例だとおもいます。

こちらもサステナブルなスニーカーブランドに追加したいブランド。 ブランド自身がその意図をもって運営されているものが増えてきているのは、とてもいいことだとおもっています。

プーマがバスケに参入するとなってからしばらく経ちましたが、いまだにイメージを構築するのに苦労している様子。 ブランドらしさと競技らしさの親和度とそれをどうデザインにアウトプットするのか?には戦略が必要。

アディダスからもナイキの厚底の対抗馬が。 意外なタイミングだったけど、アウトプットはアディダスらしい仕上がり。 特に違う方向で攻めようという姿勢がアッパーの設計に現れているのがすばらしいなと。

ナイキリアクト以降、こういう飛び跳ねる系のランニングシューズが増えてきている。 各社いろいろ出しているなかで、ムーンスターもそっちの方向で出すんだ!?という新鮮な驚きのあった一足。

エコーのコラボ相手選びの品の良さよ。 しかもこのミノトールのとのコラボの一足がまたとてもうつくしい。 ことしも引き続きエコーに注目です。

ファッションブランドでいうとひきつづきフェンチェンワンに注目です。 とにかくスニーカーのデザインが毎回カッコいい!

これすごいなぁとおもったのが、近年増えているスニーカーのリメイクを行うスタジオがやるようなデザインを、元々のブランドがし始めちゃってるってことなんですよね。 これ結構業界的には「えっ!?」ってなったんじゃないでしょうか? あ、そこ行っちゃうんだ!?って。

これもすごいよなぁ。 近年のソールオンソールのデザイントレンドを機能性の付加をメインに据えておこなっちゃったケース。 ファッションブランドがやるのとは一味違う機能的な合体。 履きやすいままというのがポイント。

サステナブルにもいろいろな方法があるのですが、これはバイオディグレイダブル、つまり生分解性の方向に特化した形。 ちゃんと分解される素材にすることで、ちゃんと環境で循環する。

「再生プラスティックを使っている」と言っても具体的にどこのなにを再生したのか?まではあまり語られないことが多い。 プーマはファーストマイルとコラボすることで、そのプロセスの可視化に成功すると共に、そこでの雇用を生み出す経済の循環も生み出した。

なんか木のパーツを付けるのはやってきてるのかな?最近ちょこちょこ見かけるような気がする。。。

これはほしい!ほしいぞ!!!




2月で一番大きいな出来事だったのはやはりアルファフライでしょうね。 ほかのブランドがそれにどう対抗するのか?といったその周りも含めての話題性も含めてすごい動きでした。

あと座組のすばらしいコラボが多いのも特徴的でしたが、特にオーラリー、メルシーボークー、ミノトール、ファーストマイル、ハイクあたりのは個人的にもとてもテンションが上がりました。

ニューバランスの1300JP3はやはり鉄板の話題でしたが、外れたのでまた5年後再挑戦です。。。

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足下研/スニーカー文化研究家
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