0003『トヨタの会議は30分』著書の生身の経験譚
【読書感想】★★★★☆
to 会議の時短方法を模索している方へ
目的不明の論点整理されていない会議が多い。わが部署にもそういう一面が。解決の一助のために読んだまとめ。
時短のための行動変化は?
まず、一番知りたかった会議を短く効率をあげる方法。まず面食らったのがメールの”平素、いつもお世話になっております”という日本の伝統的円滑コミュニケーションの術の否定(全否定ではない)。なるほど、言葉や文脈の構造に無駄が多い、しかも結論が後半にくる日本語ではなおさら。今後、言葉の簡素化を本気で意識したい。
では会議はどうか?
自分なりの読後の結論は、
(1)事前準備を周到に
(2)会議の進め方に無駄がなく決まっている
(3)集中力維持も含め時間を30分で意図的に区切る
まず、”解像度の高い議題”の事前準備。アジェンダの作成と共有は当たり前。会議自体のフレームワークも明確、つまり、前回の会議後に各参加者の動いた情報交換→ブレスト、意見交換→その日の着地→次に何を打ち合わせるかの決定。
また議事録も作成に時間をかけず”リアルタイムに要約”してホワイトボードに記載。それをそのまま印刷して渡す、というもの。見たことはあるが、相当のスキルと練習が要ると思ったが、そのことによっての議事録作成の時短は計り知れない。
最近の時短についての自分の気づき
結論をギガ速でだして、トライ&エラーを繰り返す。最近知り合ったスタートアップ企業の経営者。日本語について、著者と同じベクトルの話をしていたことを思い出した。“日本語は敬語を使いすぎると冗長になる。必要最低限でいい”。この意見もとても腹落ちした。
政治家の長々と当たり前のことを、さも重要なことを話すかの如く時間をとって話すテクニック。あれはもうなくしていくべき。言葉の発出は、その人の思考とリンクしている。言葉を整理することは、思考を整理すること。
その他“参考になった”一文
メモ帳は記憶した内容を整理するための”思考ノート”
緊張をほぐすには、目線と声質の安定。”極力穏やかな、低い声で話せ“
Think Straight ,Talk Straight(真っ直ぐに考え、直言せよ) アクセンチュアの企業文化
人間関係の維持を仕事の本質より上位に置いてしまっては、絶対にいけない…相手に同調することではなく、人とは違う気づきやアイディアをどんどん提案し、上書きし合っていくことが”仕事”
特に対人関係においては“予定どおりに不合理“というマインドセットを維持する
良縁に巡り合うには?
自分は2021年5月に出向していたインドから帰任した一介のサラリーマン。インドで生活した3年間で、”正しく生きること”, “幸福を追求すること”を考えるようになった。40歳、人生折り返しくらいで一念発起したのを覚えている。
日本にきてから、良縁が増えた。著者のいう”毎日時間を無駄にせず働くこと、一日一日を自分が正しいと思う方法で生きること“が、よい縁にめぐりあう方法、という言葉が沁みています。
いろいろ気づきの多い一冊となった。
2021/10/11 下手ですが読書メモです↓
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