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0382 “頭のいい人が話す前に考えていること”—考えるとは整理すること

読書感想文”頭のいい人が話す前に考えていること

紋切り型のような書籍タイトルは、あまり好きじゃなかったが、動画サイトPIVOTで著者による紹介をきっかけに読んでみた。説得力と具体性で腹落ちする部分も多く、読了かつ感想を書くにいたる。

考えるとは整理すること

“思考”とは、比べる情報要素が”同じ”か”違う”かの認識をすること。理解するとは”分ける”こと——
なるほど。そう定義すると、ただただぼんやり考えることは、考えるにあらず(別の言語化があってもいい)。”考える”行為によって、頭の中の縦軸と横軸に物事が整理されていくイメージ。それが”考える”ことの成果となり、次の判断につながる。腹落ち。

結論から話す→相手の聞くスイッチをいれる行為

自分もよく使ってしまう”結論としては…”この魔法の言葉を使うことで、自分も相手も”さぁ、この時間で確認されたことを、いざ、まとめるぞ”という空気になる。そう信じている。
一方で、濫用しすぎて、実は結論としてまとめきれていない時もよくある。自分の脳もつ旧型のCPUはいかんともしがたいので、前述のとおりより”整理する”ことを認識して、頭を使っていきたい。

事実と意見をわける

わかっていても、ついついごちゃついてしまう。そして、話しているうちに、話題のレイヤーが何重にもなって、相手に理解して整理する負担をかけてしまう。省きすぎず、適度に省き、要点を明確に。そして、事実としては〇〇、個人的な意見としては△△と、頭の中のフォーマットを確立していきたい。

よく聞くための態度

これは、一部、目から鱗。
1.肯定も否定もしない
2.相手を評価しない
3.意見を安易に言わない
4.話が途切れたら、むしろ沈黙する
5.自分の好奇心を総動員する

特に、4と5。ついつい沈黙をおそれて、不要な相槌をうってしまったり、つまらない話だと安易に反射的に判断してしまったり。少しコミュニケーションするときの心の持ち方を変えてみよう!と思わされた。

コミュニケーションのコストを意識

コミュニケーションにおいてもっとも労力のかかるプロセスが“言語化する”いうこと。なるほど。それを、自分が負担すべきときと、相手に負担してもらうべきときを明確にして、仕事をすすめることが大切と思った。”プロフェショナルは自分の思考回路を言語化できている”腹落ち。

その他ささった言葉

- 相手の立場に立ち、仮説をもって質問する
- ちゃんと考えるとは、人を動かすアウトプットを生み出すこと
-自由とは他者から嫌われること”嫌われる勇気”
より。

下記本書からの引用。

❶反応 ❷他人 ❸くれてる
❹課題 ❺考え ❻だれか ❼満たす

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