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立沢賢一のマーケット考察 2020/02/22

1. 金曜日の株価は大幅安。相場をリードしていたナスダックが1.8%下落し、センチメントの悪化を如実に物語っている。

2. 週前半はコロナウィルス沈静化を期待する向きが多かったが、それが裏切られた週後半は相場が大きく反転した。市場コメントもあっという間にネガティブなものに変わっている。

3. 年初からのS&P 500のベストセクターはテクノロジーと公共事業株である。通常両者は相反する動きをする傾向にあるものの、何故か今年に入ってからは同じ動きをしているのが興味深い。Headline driven marketは予想が難しいだけに、ある程度のボラティリティーは不可避。そして市場の景色は(いつの間にか)通常とはかなり違うものとなっている。

4. その意味では、ドル高と円高(クロス円下落)が共存する先週のドル円の112円台乗せも、かなり不安定なもの。ドル高インデックスが概ね100を達成した現在の為替市場は、仮に株価が軟調に推移した場合、すぐにトランプの標的となるはず。

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本日のチャート:米国主要株価指数の今週の推移
- 週前半こそ堅調だった米株は、週後半に大きく下落
- センチメントは結構悪化したようにも見えるが、コロナウィルス 問題は予想がつきにくいだけに、まだ両方向にリスクがあると見るべきか。

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