【マーケット考察】2021.12.4

米国株式相場は反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比59.71ドル安の3万4580.08ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は295.85ポイント安の1万5085.47で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1605万株減の11億9714万株。

長期金利低下にも拘らず、インフレおよび、早期利上げへの期待で今後、金利は上昇局面を迎え、企業価値が割高になっているIT・ハイテクなどのグロース株は年末に向けた調整が強まり全体相場を圧迫しました。

オミクロン株はアフリカ南部で11月に初めて確認されて以降、米欧や中東、日本を含むアジアなど世界各地に拡散。南アフリカで確認された新型ウイルス感染の症例数は、火曜日からオミクロン株が広がるにつれてほぼ4倍になりました。国立感染症研究所によりますと、過去24時間に1万6055件の感染を確認し、陽性率は火曜日の16.5%から24.3%に加速しています。パンデミックが始まってからの南アフリカの感染症研究では、オミクロン株による再感染のリスクが以前のどの株よりも3倍高いと発表しています。投資家の間でオミクロン株の対して神経質なムードが高まっており、金融市場では総じて不安定な値動きが続いています。

経済指標に関して、米労働省が朝方発表した11月の雇用統計は、非農業部門就業者数が市場予想(55万人増)の半分以下の前月比21万人増と、伸びは前月(54万6000人増)から大きく鈍化。これを受け、米利上げ前倒しへの警戒感は幾分後退し、ダウは高寄り後、一時160ドル超高を付けました。

然し乍ら、失業率は新型コロナウイルス感染拡大が本格化する前の2020年2月以来の低水準である4.2%(前月4.6%)まで改善された為、FRBの金融引き締めに影響を与えるものではないようです。非農業部門就業者数の大幅な増加減は、景気の悪化ではなく、新型コロナ感染拡大の影響で、120万人が職探しをできない状況にあると言えます。実際に、企業の求人は堅調で、失業率の大幅な低下につながったとみられてます。


米サプライ管理協会(ISM)が発表した11月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は統計開始以降で最高を記録の69.1と、、、、、、

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