立沢賢一のマーケット考察 2020/02/18
おはようございます。
1. アジア・欧州市場は比較的堅調な推移。中国人民銀行は1年物MLF通じて2000億元( 290億ドル相当)を中期的資金供給や主要金利を0.1%引き下げ3.15%へと矢継ぎ早に発表された中国当局の追加金融緩和策を好感し、中国市場がリードする模様となった。
2. 上海株式インデックスは、かなりしっかり上昇しており、春節前より4.5%上まで戻して引けた。
3. 株式市場はこの場に及んでも、新型肺炎に関しては楽観的見方をしており、短期的なマイナスインパクトぐらいしか認知していないようだ。市場予測では第1四半期GDPは約2%マイナスだがその後は回復するとの見方だ。
4. 然し乍ら、多くのエコノミストは慎重姿勢を今のところ崩していない。その意味で市場と彼らにはかなりのギャップがあるのが実情だ。それはあたかも米中関税交渉が再開した昨年秋口に似ているようにも思える。
本日のチャート:上海株式インデックスのポイント
- 中国株式市場は結構リバウンドし、春節前の水準を回復。
----------------------------------------------------------------------
NEWS PICKS 立沢賢一 / 立沢賢一 official website