米大統領選の「台風の目」ブティジェッジって誰?

ブッシュ大統領(子)が就任してから間も無く、9.11同時多発テロが勃発し、それからは米国は力に頼り過ぎ、単独行動主義を突き進んだ。それ故、米国民は疲弊していた。そんな時、当時オバマ大統領候補は「力」よりも「対話」を重視する姿勢を表明していたことに好感され、史上初めての黒人米国大統領が誕生するに至った。まさにサプライズである。

つまり、大統領選で党派の入れ替えが起こるというのはそれなりの大きな理由があるからだ。

今はどうだろう? なんだかんだ言って、トランプ大統領は中産階級の米国民を豊かにした。過去3年間で、失業率は50年来最低を記録、特に有色人種の失業率も史上最低。女性の失業率も最低。700万の新規雇用を生んだ。更に実質賃金は16%増加した。米中貿易戦争で中国と戦っていても、舵取りを上手くすることで米国経済は好調。またその裏付けもあり、米国株式市場は史上最高値を更新している。

このような状況で米国民はトランプ大統領を大統領の座から引きずり落とすのであろうか?そして弱冠38歳のブティジェッジ氏を米国の新しい大統領にするのか?

ブティジェッジ氏はゲイであるという点から民主党はオバマ大統領の時と同じようにサプライズ的候補者で政権を取ろうとするしかないと思われる。しかし、冒頭で触れたように、オバマ大統領候補者時には彼が大統領として誕生する地盤は出来ていたのでそれが実現した。現在、mediaコントロールの影響があって、米国民の一部はトランプが嫌っている。と言っても、わざわざ国政経験のないブティジェッジ氏を大統領に変更する理由がないのである。

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NEWS PICKS 立沢賢一 / 立沢賢一 official website



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