見出し画像

クリエイター向けPC DAIV Z7(プレミアムモデル)[Windows11]ファーストインプレッション

何年かぶりに自宅PCを買い換えました。
購入したのはマウスコンピューターのクリエイター向けDAIVシリーズのZ7(プレミアムモデル)[Windows11]

Intel第12世代CPUのCore i7 12700(無印)と30系グラフィックボードGeForce RTX3060の組み合わせ。

購入のきっかけは、動画の編集をしてて(仕事の雑用)、スムーズに作業ができなくなってきたことなんだけど、使ってたPCが第3世代Core i7+GTX760で、そのままだとWindows11にアップグレードできないし、最近のゲームにもスペック不足だしなぁと思って。

それに近年、PCパーツが値上がりしてて、今後も下がる要素が見当たらない現状で、早く買うに越したことはないか!と購入に踏み切ったわけです。

DAIV Z7(プレミアムモデル)[Windows11]の構成

PCの仕様、スペック、構成はこんな感じ。

OS:Windows11 Home
ケース:ミニタワー(キャスター付き!)
CPU:Core i7 12700(無印)
メモリ:32GB(DDR4)
グラフィックボード:Nvidia GeForce RTX3060
ストレージ:NVme M.2 PCIe Gen4.0x4 512GB
2nd ストレージ:HDD 2TB
LAN:2.5G Base-T
無線:Wi-Fi6、Bluetooth 5
電源:700W 80Plus Bronze
おまけでThunderbolt4の拡張ボードが増設されてる。

この構成で、本体のみで25万円台。セールで23万円台。
セール価格だったけど、CPUグリスと電源を変更したので、購入価格は25万円台。
長く使う予定なので、グリスを耐久期間が長いものに。
あと、ついいろいろ増設しちゃうので、電源は800W 80Plus Titaniumに。

OSがWindows11なのは、Windows11じゃないと第12世代CPUの2種類のコアを効率よく使えないから。

ちなみに、第12世代Core i7 12700(無印)もGeForce RTX3060も、あまり評判の良くない代表選手なんです。

Core i7 12700(無印)はオーバークロックできないので、値段の安いAMDのCPUと大差ないし、RTX3060も後発なのにRTX3060Tiよりぜんぜん遅いし。

ゲーム用ならせめてRTX3060Tiが欲しいところ。

それに、CPUを第11世代にすれば、結構20万以下で買えちゃうので、わざわざ25万出してこの組み合わせを買う人は珍しいかもしれません。

でもね、長く使うつもりだったので、第12世代がよかったんです><

ファーストインプレッション

使用感

さて、まだ前のPCから作業環境を移行できてないんだけど、Adobe Creative CloudでPremiere Pro CCとLightroom Classic CCだけインストールして試してみた印象は、

思ったより普通……。

もちろん、Premiere Proは、いろいろ編集してある動画を再生したり、作業したりするとスムーズに動作するし、動画の書き出し速度は半端なく上がったし。Lightroomも、一覧で次から次に移動してもついてくるし、調整スライダーを動かしても遅延なく適用されるし。

でもPCがいくら速くなっても、キーボードを打つ手は速くならないし、動画は1倍速で見るものだし、写真の編集も試行錯誤するのは人間なので、普通に使うくらいでは、もう人間では差が感じられないくらい速くなってて、気づけない感じ。

つい昨日まで、動画編集がカクカクしてたり、RAW現像で調整スライダーがついてこないPCを使っていたのに、もう慣れてしまったなんて……、人間はなんて悲しい生き物なんだろう><w

ちなみに、動画のエンコード速度は、
同じ5分の動画を、H.264 1920/1080 29.97p VBR 1パス 10Mbpsで書き出すのに、
第3世代Corei 7+GTX760→1分54秒
第12世代Core i7+RTX3060→39秒!!
(※同じ外付けSSDから読み込み、書き出し)

使い勝手 その1 ストレージ

仕様、その他ハード的なことも含めて、気になるところをあげると……

まずストレージはカスタマイズした方がよさそう。

標準がM.2 PCIe Gen4.0x4っていうスーパー速いSSD512GBと、昔ながらの2TBのHDDなんだけど、システムドライブ(C:)が500GBは、やっぱり少なすぎ。

Adobeのアプリとかゲームをインストールしたら、あっという間にいっぱいになる。かと言ってHDDにインストールするなんて、これ買った意味ないし?

でも注文する際のカスタマイズだと、1TB M.2 PCI Express接続SSDでプラス6400円、1TB M.2 PCIe Gen4.0x4 SSDだとプラス20,790円、2TBのGen4.0x4だと3~4万円台。

SSDの速度は落ちるけど、少なくとも6400円の1TB SSDに変えた方が安心かも。

ちなみに、試しにM.2 PCIe Gen4.0x4 SSDと2TB HDDに数百枚のRAWファイルを入れて、Lightroom Classicで表示、編集、書き出し速度を比較してみたところ……

まったく差がなかった^^;

写真をパッパッと切り替えるのも変わらないし、180枚を選んでJpegに書き出すのにかかった時間もまったく一緒。

考えられることとしては、ファイル1つ当たり25MB程度の場合、読み込みは、SSDもHDDも大して違わないということ。

もちろん1ファイルが50~200MBの画像ファイルとか、ギガバイト単位の動画ファイルを扱う場合は変わってくると思うけど、少なくともM.2 PCIe Gen3.0x4とか、SATA接続のSSDでもいいのかなって感じ。

ちなみにボクは、たまたまM.2 PCIe Gen4.0x4の500MBのSSDが安く手に入ったので、Dドライブとして増設。Cドライブ、Dドライブがそれぞれ500GBのM.2 PCIe Gen4.0x4、Eドライブが2TB HDDで使っているけど、やっぱりCドライブが500GBなのはちょっと不安。

使い勝手 その2 ケースの拡張性

ケースの見た目はかっこいい!!

上に書いたように、電源を入れる前に、500GBのM.2 PCIe Gen4.0x4のSSDを増設したんだけど、ケースの拡張性はちょっと悪い。

このSSDはマザーボードに直接挿すタイプなんだけど、マザーボードにアクセスするには、

  • ケース側面のパネルを外して(普通のネジ2つ)、

  • ケース側面排出用のファンが固定されているパーツを外して(普通のネジ4つ+ファンの電源ケーブル)、

  • それでも拡張ボードが邪魔なので、ケース背面のPCIボードを固定するパネルを外して(ボードがささっていないポートも含めて全部のネジ)、

  • グラフィックボードとThunderbolt4拡張ボードを外して(各ボードの電源ケーブルも)

やっと作業ができる感じ。

ケーブル類は、マウスコンピューターが組み立て時にキレイに結束してまとめてくれているので、拡張ボードを外す際や取り付ける際にケーブルの長さがキッチリすぎて挿すのが大変(側面ファンの結束バンドは切りました><)。

熱排出用のファンも、背面1つ、側面1つなので、拡張性はなし。

もうちょっと拡張しやすいといいなぁ。

使い勝手 その3 使われているパーツ

マザーボードも含めて、使われているパーツについて書くと、

  • マザーボード MSI Z690-S01

    • MSIのOEM用でMSI Z690-S01というもの。メモリがDDR4のみ対応だったり、LANがRealtekのRTL8125BG 2.5Gbps LANなので、MSI PRO Z690-Pと同じ仕様のよう。(M.2ソケットの位置もPと同じだったし)

  • グラフィックボード MSI GeForce RTX 3060 デュアルファン!?

    • 購入前に見たレビューではOEM用のZOTACシングルファンがささってると書いてあったんだけど、届いて開けてみたらMSIで、しかもデュアルファン!!MSIのGeForce RTX3060 VENTUS 2X 12G OCっぽいのがささってた。

    • 見た目も、ボード側面も背面のロゴや切り欠きの位置もVENTUS 2Xそっくり!だけど、電源を挿す部分の切り欠きの幅がちょっと違うかなぁ。

    • ちゃんとは見てないけど、定格で動いててOCではないっぽいので、VENTUS 2Xっぽい見た目の何か(?)。OEM用だと思います^^;
      →よく見たらMSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2Xって書いてあった!!OC無しモデルなんてないのでOEM用ですね、きっと。

  • CPUクーラー 120mm簡易水冷式クーラー

    • 検討時にラジエーターが120mm簡易水冷式クーラーで大丈夫なの?と思っていろいろ調べた結果、Core i7 12700(無印)は、OCできない定格版CPUなのでそこまで熱くならないから120mmでも十分冷えるという結論に。

    • 音は静か~~。またゲームとかした時の感想を追記しようと思います。

  • 側面ケースファン

    • なんの特徴もないふつーのファン。

    • これも普段使う分には、ほとんど音がしません。

    • ま、いままで使ってたPCが、もう汚れててうるさかったってことなんですけども。

  • ケース前面のUSBポート

    • ちょっと斜め上を向いていて、電源スイッチ、USB3.0 Type-Aポート2つ、Audio In、Outのミニジャックが付いてる。

    • 一見使いやすそう……だけど、USBを挿すときに、角度がよく分からなくて、実は挿しづらい。
      (→慣れた!慣れるとそんなに挿しづらくない)

    • ここでまた人間の不器用さに気づくとは。

    • やっぱりそろそろUSB3.2 Type-Cポートを標準で付けてほしいかなぁ。

あとは……ケースの底部後方にキャスターが付いてて動かしやすいとか、そのくらい?

グラフィックボードは、購入した際に変更になるかもしれないとは書いてあったので、届いてからのお楽しみ?まあOEM系なので期待はしないように。

使い勝手 その4 Windows11

使うアプリが同じなら……なんも変わりません。

Windows11は、タスクバーの位置とかデザインがちょこっと変わりましたが、Google Chromeをインストールして、アカウントの設定しちゃえば……、もう前のPCとなんら変わりありません。

普通に使う人にとっては、変わらないことの方が重要かもしれませんね。

中身はね、中身は変わってるんですよ!ちょこっと!!
Intel第12世代CPUには必須ですし!

まとめ

まだファーストインプレッションですが、「おお!!」という感動は特に無かったなぁ><。

いやね、1~2年前に仕事用に支給されたMacbook Air M1の時は、「おおおおお!なんじゃこりゃぁぁぁ!」ってくらい感動があったので、そのせいもあると思います。
iPad mini 第6世代を買った時の「ちっちゃいのにすっげー!」って感動もね、あったし。

とにかく普通によく動くPC!

これがね、これが大事なんですよ。うん。

よし、月曜日から仕事で使えるように、移行作業しよっと。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?