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遅ればせながら、2023年ベスト本


2024年も早1ヶ月半経とうとしていますが、昨年のベスト本を紹介したいと思います。

普段、僕はブクログで読書記録をとっていて、昨年の実績は56冊でした。

幸運なことに、ハズレだなという本はほぼなかったので、選び難いところですが、あえて3冊あげるとすれば?という視点で紹介します。


其の一 精霊の守り人/上橋菜穂子 著

この本は、人に紹介してもらった中でぶっちぎりに面白かった本です。
面白くてすぐ読み終わってしまいました。

タイトルからも想像つくと思いますが、ジャンルはファンタジーです。

あらすじはこんな感じ

"女用心棒バルサは、精霊の卵を宿す皇子チャグムを託され、命をかけて皇子を守る。
精霊の卵を宿した息子を疎み、父である皇帝が差し向けてくる刺客や、魔物から小さなチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦う。"

広大な世界観でのバルサとチャグムの旅はハラハラさせられます。
温床で育った幼かったチャグムも、小さい頃から逞しく生きてきたバルサの姿を見て、共に成長していく過程も見どころです。

シリーズ化されており、10巻+3外伝あり、超大作ですが、1巻の「精霊の守り人」を読めば、すぐ読み終わりそうだという気持ちになること間違いなしです。


其のニ The Long Game/ドリー・クラーク著

良い人生を送りたい。自分なりの成功と言える人生を歩みたい。
と思っている人には、バイブル的本になると思います。

死ぬ時に良い人生だったと思うために今必要なことは、長期的な視点を持つこと。
どんどんスピードアップする世の中、僕たちはつい目先のことにいっぱいいっぱいになりがち。
1週間後の予定の準備をするのに精一杯ということもあるでしょう。

本書では科学的根拠をベースに、いかに長期視点が大事か、どうしたら、それを手に入れることができるかがよくわかります。

今年、定期的に読み返そうと思っている1冊です。


其の三 誰も気づかなかった/長田弘 著


毎年50冊以上読むものの、詩というものに触れてきませんでした。
行きつけの本屋さんの店長に長田弘さんの作品を教えていただいてからというというもの、すっかり長田さんの作品にハマってしまいました。

これは特に好きな作品。
詩というのは、小説やビジネス書と違い、言葉は少ない。
けれど、ハッとするフレーズや単語、音…
他の媒体ではない、感性に訴えてくるものがあります。

本書は当たり前にそこにあるものが、違う見方をすれば、そこに存在し得ないもの。
当たり前ではないということを感じさせられます。


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ということで、去年のベスト3を紹介しました。

どれも本棚に永住するであろう本たちです。

読んで損はないので、ぜひ手に取ってみてください。




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