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マリオガチ勢が映画を観た感想 ⚠️ネタバレあり

こんにちは、映画・アニメ好きのケンです。今回、現在話題になっている映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の感想をまとめていこうと思います。

私は小学生の頃にDSで出会って以降、様々なマリオのゲームを遊び続けてきました。そして気が付けば、ファン歴が15年を超えるレベルで好きになっていました

そのため、この映画が製作されることを知ったときは「どんな作品になるのかな?」とワクワクするぐらい心から楽しみにしていました。早速公開されると、私はGW中に日本語版と英語版の両方で鑑賞しました(詳しくは後で説明します)。その感想を一言で表わすと「マリオの楽しさをトコトン詰め込んだ素晴らしい映画」になっていました。

ここからは、映画の好きなポイントを中心に述べていきます。今回は長々と自身のマリオ愛を語ることになりますが、最後までよろしくお願いします!

※今回はネタバレありで語らせていただきます。あらかじめ、ご了承ください。

好きなポイント

まず、冒頭の映画ロゴから感動しました。イルミネーションのロゴではミニオンが乗っているカートが爆速し、最初からコメディ要素が強調されていました。この時に流れたスタート音がマリオカート8と同じで、ちょっとしたコラボになって興奮しました。
その後、ドットのマリオとルイージがブロックを叩くと、任天堂のロゴがドーンと飛び出してきました。子供の頃から応援している自分としては、映画館でこの演出を見ただけでも涙腺が緩みました。

物語の序盤では、マリオとルイージが会社を辞めて自営業で配管工の仕事を始めていました。そんな彼らをバカにする元上司のスパイクからルイージを守ろうとするマリオを見て、本当に弟思いなお兄さんなんだなと思いました。電話で初仕事の依頼を受けるも、肝心なときに車が動かない、犬に邪魔されて部屋が洪水状態になるなど、思うように仕事がうまくいきません。ここから「やっぱり、仕事をするのは簡単じゃないんだな…」と思うぐらい現実味が出ていて痛感しました。

夕飯のシーンでは、マリオとルイージの両親が登場しました。これまでマリオの家族設定にあまり触れてこなかっため、彼らが出てきたときは「まじか!」と驚きました。

マニアックなネタもてんこ盛りで、落ち込んでいるマリオがプレイしているゲーム機がNES(アメリカ版ファミコン)、ブルックリンの看板がダックハントやパンチアウトになっているなど、任天堂好きがニヤリとする場面が多かったです。

その後、地下から水が溢れ出るニュースを目撃したマリオとルイージはすぐに現場に向かいます。ここで、地下奥深くにある謎の土管に吸い込まれ、異世界へ飛ばされてしまいます。このシーンは、1993年に公開された実写版マリオ(魔界帝国の女神)を連想させ、昔に製作された作品の影響を受けているように感じました。

マリオが初めてキノコ王国にやってきて戸惑う姿やピーチの訓練コースで苦戦する様子が描かれていました。そのため、ゲーム初心者と同じ立場で描かれており、とても共感しやすいキャラになっていました。また、自身が小学生の頃に難しいコースをクリアするまでに大変な思いをした記憶が蘇りました。ここから、任天堂が初心者から上級者までの気持ちを理解していることが強く伝わってきました。

クッパは予告を見た感じでは凶悪な悪役のイメージが強かったですが、本編では抜けてる一面も多く見られました。特にクッパがピーチ姫を愛する気持ちが強く表れており、そのときの姿がどこか可愛かったです。この設定から、ゲームでクッパが毎回彼女を攫うのはただ好きなだけなのではないかと考えました。(初期では、キノコ王国の住民たちにかかった魔法が解かれないようにする設定がありましたが)

スーパーキノコやファイアフラワーは勿論、予告にはなかったアイテムも登場しました。例として、ドンキーコングと戦う場面マメキノコが、ピーチが結婚式で花束に隠したアイスフラワーを使用して周りの敵を凍らせるなど、過去作のあらゆるアイテムが出てきて、「ここで登場するのか!」とびっくりしました。

劇中の音楽も「ここぞ!」というタイミングでうまく使われていました。特に、タヌキマリオに変身するシーンでマリオ3のアスレチックが少し流れたときは、BGMとアクションが見事にシンクロしてよかったです。

クライマックスでは、クッパ城やキノコ王国の残骸が土管に吸い込まれ、ブルックリンに戻ってきます。ここでマリオはクッパに追い詰められますが、ピザ屋のテレビに流れた配管工のCMを見て再び立ち上がったときは「頑張れー!」と応援したくなるぐらい嬉しくなりました。

その後、兄弟でスターを取って無敵になったときはテンションが大幅に上がりました。この場面でクッパのしっぽを掴んで振り回す部分が64オマージュになって最高でした。BGMもとても爽快で、元気になれるアレンジ楽曲に興奮が止まりませんでした。

エンドクレジットシーンでは様々なマリオBGMのアレンジが出てきましたが、途中でウィンドガーデンのテーマが流れたときは涙が出ました。私はマリオの中で一番好きなゲームがギャラクシーなので、映画館の音で聞いたときはあまりの懐かしさに涙しました

最後のシーンにはヨッシーの卵が登場し、孵化する直前で本編が終了しました。このシーンを見たときは、「次はヨッシーアイランドの映画か⁉︎」と妄想してしまいました。


日本語版と英語版

日本語版のマリオは、声優の宮野真守さんが担当しました。クールなだけでなく、ゲームと同じ陽気でコミカルな演技に好感を持てました。同じように、関智一さんのキノピオは彼のやや強引ながらも、すごく頼りになる性格が印象的でした。

一方、英語版のマリオは、「ジュラシックワールド」などに出演した俳優のクリスプラットが演じました。ワイルドなお兄さんの雰囲気がありつつも、マリオらしさも大事にしていた印象を受けました。また、ゲームでお馴染みの「ヤッフー!」や「マンマミーア!」などのセリフを原作に近いイメージで表現する姿勢に感心しました。

このように、セリフや声優の表現力でそれぞれが違った良さを持っていました。そのため、日本語版と英語版で2回観ても、新たな発見がありました。

下記の動画では、一部のシーンを日本語と英語で比較する内容になっています。気になった方は、チェックしてみてください。

また、長年マリオを演じ続けてきたチャールズ・マーティネーもカメオ出演していました。その一人として、アーケード機で遊ぶおじさんが登場しますが、英語版ではゲーム版マリオそのもので彼の声を聞けただけでも嬉しかったです。また、マリオの父も演じており、クリス氏が息子のような立ち位置になってことが感慨深かったです。(日本語版は忘れましたが、たぶんここでもチャールズ氏だったと思います。もし知っている人がいれば、コメントで教えていただけると助かります。)

今作には、冒頭でマリオとルイージの配管工CMで流れる「Mario Brothers Rap」やクッパがピーチへの愛を込めた「Peaches」が挿入歌として収録されていました。特に、クッパの歌は繰り返し聞いてしまうぐらい中毒性が高い曲になっていました。また、サビの中でピーチの名前を何度も使われていました。この歌を劇場で聞いたときは「どんだけピーチのことが好きなんだよ!」とツッコミながら笑ってしまいました。

どちらの曲も、日本語と英語で歌詞が変わっていたため、2つのバージョンで聞き比べてみると、それぞれの個性が表れていて興味深かったです。

🇯🇵日本語版 ⬇️

🇺🇸英語版 ️⬇️


2つの上映バージョン

今回、私は2つの上映バージョンで観に行きました。1回目は「グランドシネマサンシャイン池袋」でIMAX3Dを、2回目は「新宿バルト9」でドルビーシネマ3Dを鑑賞しました。

IMAXは大きなスクリーンと迫力ある音響が特徴で、臨場感たっぷりの映画体験ができます。私が観た池袋のIMAXでは、視界を覆い隠してしまうぐらい巨大な画面(今回は横長のままでしたが)と全身に響く音が相まったことで、まるでその場にいるかのような感覚を味わうことができました。特に、マリオたちがレインボーロードを疾走するシーンでは、彼らと一緒に走っているような臨場感が印象的でした。その場に座っているにも関わらず、反重力で逆さまになる場面も、ジェットコースターに乗っているような楽しさも味わえました。

高級感溢れる入り口
グランドシネマサンシャインのIMAXスクリーンはこんなイメージ [1]


一方、ドルビーシネマは高精細な映像と立体的な音響が魅力的です。例えば、暗くなるシーンではスクリーンの縁が見えなくなり、色の表現も鮮やかになっていました。

マリオ映画ではキノコ王国がよりカラフルに描写されており、明暗や色のメリハリがはっきりしていました。セリフや効果音が自由自在に動き回り、自分の周りで聞こえるような感覚を味わうことができました。

イメージとしてはこんな感じ。通常と比べて、明暗や色の濃さがハッキリしていました
クールな入り口になっており、通路はマリオの映像で続いていました。


ここで、一つ注意点があります。どちらのバージョンも追加料金がかかることです。例えば私が観たバージョンでは、以下のようになります。通常料金と併せると2000円以上になってしまうため、お金に余裕があるときに見るのがよいと思います。

・IMAX3D → 通常料金 + 1300円
(グランドシネマサンシャイン池袋)
・ドルビーシネマ3D → 通常料金 + 1000円
(新宿バルト9)

それと、ここでは紹介しなかったですが、座席が動いてアトラクション感覚で楽しめる4DXというバージョンもあります。もし、4DXで体験したことがある方がいましたら、是非コメントで感想を聞かせてください。


さいごに

歴代のゲームから様々な要素を組み合わせ、マリオの集大成と名乗ってもよいぐらいの内容になっていました。私は劇場で様々な作品を観てきましたが、ここまで遊び心に溢れた映画が他にないのではと思えるぐらい明るい気持ちになれました。そのため、観終わった後には「マリオを好きになってよかった!」と改めて実感できました。

余談ですが、私は6月初めにUSJに行きます。スーパーニンテンドーワールドの入場確約券も購入済のため、全身でマリオの世界を体験できる日が近づいていることにワクワクしています。USJの体験レポートは6月頃に投稿する予定なので、そちらも楽しみにしていただけると幸いです。

以上で締めさせていただきます。それではまた、次でお会いしましょう!


画像引用元
ヘッダー © 2023 Nintendo and Universal Studios.
[1] https://www.cinemasunshine.co.jp/imax/about/

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