久々に響けユーフォニアムを見れた喜び
こんにちは!映画・アニメ好きのケンです。今回は「特別編 響け!ユーフォニアム 〜アンサンブルコンテスト〜」の感想を語っていきます。
私は中学〜高校のオーケストラクラブ、大学の吹奏楽団でトランペットを演奏した経験があります。その過程でこのアニメに出会い、テレビシリーズや劇場版を全て鑑賞しました。そのため、久々の新作が発表されたときは「早く観たい!」と思うぐらい心から楽しみにしていました。
観終わった後の感想を一言で表すと、
「とても懐かしく、ユーフォの再始動を予感させた物語」になっていました!
ここからは、本作のお気に入りポイントを中心に述べていきます。ぜひ、最後までよろしくお願いします!
※出来る限りネタバレしないように配慮しますが、やむを得ず内容に触れることがあります。あらかじめ、ご了承ください。
「響け!ユーフォニアム」とは
京都アニメーション(以下、京アニ)が製作したアニメの一つで、北宇治市にある高校の吹奏楽部が舞台になっています。主人公の黄前久美子を中心に、部員たちが全国大会金賞を目指して奮闘する物語が描かれてます。
美しい作画とリアルな音響
京アニは繊細で美しい作画で有名ですが、今回もそれが強く表れていました。特に、金管楽器が光で反射する描写は本物と見間違えるぐらい輝いていて驚きました。
また、最大の特徴としては、実際に奏でられた吹奏楽の音源が使われていることです。洗足学園音楽大学で編成されたオーケストラが担当し、各場面にふさわしいリズム感溢れる音楽となっていました。それゆえ、練習風景の中でも映画館の音響と一体となって、まるでその場にいるような生々しさが漂っていました。特に、オープニングで流れる「オーメンズ・オブ・ラブ」は躍動感ある楽曲で、ノリノリになること必至でした。さらに、北宇治高校吹奏楽部の活動を振り返る映像と共に、とても懐かしく感じて涙が溢れ出ました。
共感しやすいキャラクター
部活の人間関係などをリアルに描いているのも特徴です。吹奏楽部やオーケストラクラブを経験したことがある人なら、「あー、これあるある!」と思えるぐらい共感しやすいものになっています。
例えば、主人公の久美子は今作では部長に就任しています。部員の悩みを聞いたり、メンバーを取りまとめるのに苦戦する様子が描かれています。私は部長経験がありませんが、彼女が部活トップとしての責任感を負う大変さが伝わってきました。
また、パーカッション担当の釜屋つばめにも共感しました。彼女は過去作にも何度か登場していましたが、今作では重要人物になっていました。アンサンブルコンテストに向けて、久美子を含む8重奏のメンバーとして練習に励みます。しかし、自分に自信がないため、周りの輪にうまく馴染めないことで悩みます。そんな時、久美子が大丈夫だよと励まし、つばめが前向きになろうとする場面に感動しました。
声優はパーカッションつながりなのか、ドラム経験のある大橋彩香さんが演じていました。全体的に控えめな性格でありながらも、少しずつ自信を身につけながら成長していこうとする演技が印象深かったです。
京アニの小ネタ
本作には沢山のアンコングループが登場しますが、そのチーム名が京アニの過去作を連想させるものが多かったです。特に、あるグループはけいおんを思い起こすものになっており、これを見たときはなぜか笑顔になりました。
さいごに
例の事件から約4年が経ち、続きは一体どうなるのかと心配していました。しかし、長い時を得てついに待望の新作が公開され、それを劇場で観れただけでも嬉しかったです。
2024年4月にはテレビアニメ3期が放送されるので、さらに盛り上がる予感がしています。
特別編は、現在(9/11時点)でも上映している劇場があるので、この機会に観に行ってみてはいかがでしょうか。
以上で締めさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに。
画像引用元
ヘッダー、[1]、[2]
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会