「普通のプレー」と「骨組み」、「リビングでシャワーを浴びる」、、仕事の仕方
ヤクルトでプレーされていた宮本慎也さんのこの言葉、個人的には好きで自分の中では大切にしたい言葉にもなっています。
「ヒット性の打球を飛びついてアウトにすれば投手は喜ぶでしょうけど、一方で『打たれた』という思いも残る。それを正面で捕って事も無げにアウトにすれば、投手が精神的に動揺することもない」
裏方やスタッフの仕事の部分では大切なところじゃないかなと感じています。もちろん、それだけではなくて目立つようなシーンになることもある。でも、それも前段階のこういう準備があるからこそできることじゃないかなと考えてます。
オードリー若林正恭さん曰く、ご自身の仕事は「骨組み」であると。
それは派手なふるまいではなく仕組みや構造を組み立て、その中で他の出演者の方が力を発揮する、いわば派手なプレーをする。そのため、MCの立ち位置が地味に見えてしまったり他の人でもできるような、そんな気にさせてしまうということか。中にはそれが自分だけのパフォーマンスの成果と感じてしまうこともあるのだろう。
昔、ある芸人さんの書籍の中で出てきた一節に
「何もないところでボケても面白くない。家を建てて、そのリビングでシャワーを浴びるから面白いんだ」(*記憶によるので、正確な語句ではない可能性があります)という話も自分の中では刺さった言葉。これは大学生くらいだったろうか、今の仕事をする前だったとは思うけど。
何事もなく過ぎている中には、自分がいいパフォーマンスを発揮しているところでは色んなことがその背景にある。
「隣の芝は青く見える」はそう一筋縄ではいかないことがよく出てくるけれど、こちら側はあまり出てこないかもしれない。
それじゃアピールにならないとか、自分がやっている仕事はちゃんと見せないと、なんてこともあるかもしれませんが。
一緒に働いていたら、より注目してみたらよくわかる。
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