ブランドとIPのあたりが気になる
ブランドとIPのあたりが気になる
背景
最近、ルイヴィトンやエルメスのようなハイブランド、そしてちいかわやマリオ、VTuber、アイドルといったIPに妙に興味が湧いている。欲しいとか、アイドルに熱中しているわけじゃないけれど、ビジネスモデルとしてどう成り立っているのか、好奇心が刺激される。そして、どちらもこれからさらに盛り上がりそうな気がしてならない。
出典:ビジネスモデル | デジタルアニュアルレポート2016(オンラインアニュアルレポート)
興味の方向性
これらのブランドやIPに共通するのは、ストーリーが製品に付加価値を与えていることだ。
ブランド
ルイヴィトンを例にすると、そのロゴやデザインはただのバッグを「ステータスの象徴」に変える。製造原価以上の価格が設定されているけれど、買いたくなる人がいるのは、「本物」や「洗練されたイメージ」が背景にあるから。ストーリーを通じて心を掴み、魅了する—そんなマーケティングに人間心理とビジネスの交差が見える。
IP
IPの世界では、ちいかわやディズニーランドがわかりやすい例だろう。例えば、ちいかわの小さなぬいぐるみが3000円でも売れるのは、デザインやキャラクターに物語があるからこそ。また、アイドルに関しても、ファンの2割が8割の売り上げを支えるという構図がある。ファンはCDやグッズ、アクリルスタンドにお金をかけるが、それは単なるモノではなく、自分にとって「価値ある象徴」になっているからだ。
考察
ブランドもIPも、顧客の中にあるストーリーが価値の源泉になっている。ターゲットや価格設定、マーケティング手法は異なるものの、その根底には人間心理と欲望、そしてそれに結びつく経済の構造が見える。
今後知りたいこと・考えたいこと
ブランドについて
ハイブランドの成り立ちや歴史
ストーリーやイメージを通じて付加価値を生み出す他の事例
付加価値を作り出すために必要な要素
ブランドイメージとビジネス要素(ターゲティング、プライシング、顧客獲得)との関係性
IPについて
人物やキャラクターなど、人格があるIPの種類
日本でのIP活用による付加価値の事例
アイドルやVTuberのような「人」をベースにしたIPビジネスの構造や管理方法
心理について
ブランドやIPを支持する心理的・環境的な背景
なぜ特定のキャラクターやブランドに信奉が生まれるのか
これから読みたい本
新・ラグジュアリー
ラグジュアリー産業
ブランド論
ポジショニング戦略
欲しいの本質
Brand Culturalization
エンタメビジネス全史
オタク経済圏創世記
推しエコノミー
ライセンスビジネスの戦略と実務
エンターテインメント・ビジネス~産業構造と契約実務~