見出し画像

全盲のロッキーのトイレ掃除【東京シェアハウス/リバ邸の住人】

朝はびっくりする事があった。

全盲のロッキーがトレイ掃除をしたい

と言い出したからだ。

何故びっくりしたかと言えば

いや目が見えてないっちゃけん
絶対汚物に触るやああああん!!

シェアハウスを始めて以来
はじめて俺以外がトイレ掃除をする事になったからだ。

そんな俺の驚きをよそに
トイレを掃除するロッキー。

話を深堀りしていくと

施設で育っていた頃
家事は職員がやっていて

家事をすることは大人の象徴で

【カッコいい】

と思い

自分でやりたかったそうだ。


そしてなんとロッキーは

幼稚園の時には妹にご飯を作っていたという。


俺)俺のご飯作ってもらった事ないけど?

ロ)いや、知らないっすけど。


と軽くあしらわれた笑


見るではなく、触ることでゴミがあるとわかる
ロッキー。

それは見た目で判断するよりも
実際に飛び込んで初めて
何かが何かと分かるという教えの様に感じられた。



この記事が参加している募集

より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。