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全盲のロッキーゴミ出しに行くも電柱に激突【視覚障害/リバ邸】

朝起きると開口一番に

俺)ロッキー、ゴミ出し行かない??

ロ)いいですよ。

ということで、全盲のロッキーとゴミ出しに行った。

このシェアハウス/リバ邸・チャレンジでは
何かの当番や係はない。

やりたい事をやりたい人がやる

というのがここのルールだ。

ロッキーと僕で一つずつゴミ袋を持ちながら
ゴミ捨て場に行く途中で
ロッキーは電信柱にぶつかった。

ロ)よくあることです。

俺)そうなんだ。

ロ)当たらないと、分からないじゃないですか。

目が見えない彼にとって
文字通り体当たりで世界に飛び込まなければ
この世界に何があるのか知覚できないのだ。

だけど僕は同時に、
そういう生き方で在りたいと思った。

失敗を怖がって安全な方に身を置く。
それは結局、自分の世界を、
幸せな出会いのチャンスをなくしているに過ぎないんだ。

ゴミ捨て場に着き
ゴミを捨てながらロッキーは

ロ)もらいましょうか?

と言った。

もらいましょうか?

というのは、僕がまだゴミ袋をゴミ捨て場に
置けていないと思った彼の気遣いだろう。

それはとても嬉しかった。

ゴミ捨て場からの帰り道
近所のおばちゃんが

お)気を付けてね~

と声をかけてくれた。

ロ)ありがとうございます。

と応えるロッキー。


なんでも、顔見知りらしい笑。

というかロッキーが来てまだ2週間ほどしか
経っていないが

彼は近所の色んな人と仲が良くなっていた。

1年住んでいる俺ですら知らなかった
隣の家の人の名前を知っていた。


・・・


俺の目はロッキーより見えていない部分がある

そんな事を思った。


動画はこちら


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けんぴ〜JOSSCA代表理事
より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。