
日本人の差別問題
毎週更新するとはいったものの色々あって、1カ月も空いてしまった……。できるだけちゃんと更新が続けられるようにします!
日本人にとって国際交流とは経験しなくてはいけないものではないだろうか。
日本が諸外国に対して圧倒的な後れを取っているもの、それは国際交流である。極東の小さな島国である日本に住まう島人は、昔から、なんなら現代人に至るまでほとんど国際交流がない。それはすなわち、外国人に対してどう接すればいいのかがまったくわかっていないことにある。
これは結構深刻な問題なのではないかと思っている。
というのも、たとえばヨーロッパでは差別が露骨にあり、おそらく差別している人はそれを意識している。アメリカでも恐らくそうだ。翻って外国人に聞く日本での差別体験というのは思ったより多く、その話を聞くに、それって実は差別的意識なくそれをやってるんじゃないかなというものもたくさんある。
話しかけても無視された……目を合わせてくれない……こういったものはおそらく、ほとんどの人は外国人が嫌いだからやっているのではなくて、おそらくどうしたらいいかわからない、英語が話せないからそうやっているんだろう。
でもいじめと同じで、差別は当人が差別されたと思ったらもうそれは差別なわけで、意図的か意図的でないかはあまり関係ない。
そして意識しない差別というのは非常に危険じゃないかと思う。というのも、意識していないとしたらそれはおそらく改善される可能性が非常に薄いからだ。この時代、こういう対応をすると差別じゃないかと思われるよ、そういうことについては知っておく必要があると思う。
英語の問題のほかにやはり日本人は圧倒的に外国人の扱い方がわからない。というのも、たとえばぼくが日本にいたころは生活圏内ではほとんど外国人とかかわってこなかったし、あったとしても数人程度で、まったく違う人種がいた時の会話の展開の仕方などといったコミュニケーションの運び方がうまくわからない。おそらく多くの人はこんな感じなんじゃないだろうか。
移民に反対する人もかれらを実際に知って反対するのとイメージで反対するのとでは、同じ考え方でも天と地ほど差がある。日本に限らず移民問題が展開されている今こそ、そういったことを意識して考える時なのかもしれない。