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留学中の友達の作り方

 最近ぼくは留学に関するポストを色々見ていて、留学した人は留学したいという人にマウントを取る人が多くて、嫌になることが多々あります。というわけで、更新がさぼり気味になってますが、Thredsの留学しようとする人にマウントする愚かな人たちと真逆(?)のことを書いてみようかと思います。

 ぼくはアイルランドに留学しましたが、そもそもこれにはひとつ理由があって日本人のできるだけいない場所にいきたかったということです。というのも、個人的には2種類嫌いな留学生のタイプがあって、ひとつは「私は英語を勉強しに来たから日本人なんかと関わりたくない」という態度を露骨に出す人、もうひとつは「日本人とばっかりつるむ人」です。
 前者はちょっと失礼な感じをガンガンに出すのでちょっと嫌な感じがするし、逆に日本人とばっかりいてもなんか意味がない気がする。っていうことで、じゃあ日本人の少ないところに行こう!となってアイルランドに行き、功を奏したわけです。実際、Galwayにはほとんど日本人はいませんでした。
「日本人は日本人とばっかりいる」といって日本人アンチをする外国かぶれの方々もいらっしゃいますが、これは嘘で、まぁたしかに日本人はシャイな性格なのでほかの国の人に比べて日本人とだけ話すっていう感じに陥りやすいのは事実ですが、スイス人・イタリア人・フランス人・スペイン人・ブラジル人・中国人・韓国人、あげればきりがないですが、はい、全員群れます。これはほぼ例外がないといってもいいでしょう。
 とくにヨーロッパ留学に於いてスペイン人イタリア人は非常に多いので、大軍団を集結して、入るのは非常に心地の悪いグループになるっていうのは往々にしてあることです。とはいえ、それが何となくいやだ……そう思う人はそれぞれいるので、インターナショナルなグループにはいることが重要になってくると思いますし、そのほうが楽しいと思います。面白いのはそういうグループに「日本人なんかと一緒にいるのは嫌だ」という日本人を見たことはありませんでした。やっぱり性格の悪い人をグループに入れようとは、誰も思わないっていうことなんでしょう。そしてThredsで海外在住のアンチ留学の方々はこの種族の方なんでしょうね。
 そしてもしそういうインターナショナルなグループがないのであれば、作ればいいんです。でもそういうとそれはむずかしい、はい、それはわかります。
 ぼくは最悪なことに、コミュニケーション能力があるわけでも、トークがうまいわけでもないです。人に興味をすごく持っているわけでもないので、最悪のタイプです。でも、結局全然違う場所に帰って一生会うことのない人たちなので嫌われてもいいやと大勢に話しかければ気が合う人が見つかりま す。これはほとんど間違いないと思います。
 さて、気が合う人がまず見つかりました、そう仮定します。この場合は相手も自分と同じシャイなタイプだとします。(シャイじゃなければ友達作りには困らないので、そもそもこの記事は意味がないものになるからです笑)
 さて、会話ができる人が見つかったとはいえ、自分が大勢の日本人と群れていては、やはりシャイだったりする相手にはハードルが高いので、やっぱり気の合う人とまず友好を温め、その人とふたりで学校の後に遊びに行く際にそれぞれのクラスの新しい人を誘って友達を増やすっていうのがぼくが留学している間によくやっていたことです。
 こうやっていると、気づくといろんな人と顔見知りになるわけです。こうなると、気の合う可能性のある似たタイプの人と知り合う可能性も高いわけで、そうやっていると留学後に8年くらい経ってもまた会える関係性の友達ができたりします。
 面白いのは一緒にいた時間イコールでいまだに仲がいいというわけではない点です。
 たとえば、ここ5年でまた会った人のほとんどとは留学中にすごく仲のいい友達というわけではありませんでした。なんなら、半年以上一緒に過ごした友達より2週間~4週間しかそもそも留学していなかった友達のほうが、いまだにたまに会話していたりします。
 齢を経て、初老に差し掛かる今日この頃、留学中に得た友達こそ意外に大切な友達で失いたくないもんだと思います。生きているうちに何度会えるのか、何時間共有できるのかもわかりませんが。
 ある意味ではそんな友達はいないほうがいいのかもしれないとはいえ、そういう友達を得た今、彼らがいないほうがいいとは思えないので、やっぱり機会があれば別の世界から来た友達を作る絶好の機会、これを逃す手はやっぱりないのかなと思います。
 というわけで、また次回。


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