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新年の抱負と、旅。
みなさま、明けましておめでとうございます。
気がつけば2021年。年が明けました。
新型コロナウィルスと共にあった2020年。
世界中の人が目に見えぬウィルスと共に生きました。
感染した人も、しなかった人も、共に生きたのは間違いない。
出会わなくても、影響する。生活が激変した人も多いんじゃないかな。
風吹いただけで桶屋が儲かるんです。
コロナはただの風邪なんていう意味不明な理論も飛び出しましたが・・・
例え風邪だとしても世界が激変したことには変わりないわけです。
大人の生活の変化は、子どもの生活の変化です。
いじめの件数や不登校の件数も軒並み伸びたようです。
家庭が不安定になると、子どもは不安定になる。
学校も不安定になるし、社会が不安定になる。
2020年は、ひたすら新型ウィルスに閉じ込められた年でした。
だからこそ見えたこともあるし、だからこそ得たものもある。
2021年は、人間の力を見せる年かなぁって思っています。
影響されまくった1年間を終えて、こっちから影響してやるぜ!な年。
笑顔の未来に向けて、動きまくる年。
そんな1年にしたいなぁ。
そんな我慢に我慢を重ねた2020年だったが・・・
年末、ついに旅に出るチャンスに恵まれた。
日本で読んでくださっている皆さんにはイメージしにくいかもしれないが、フィリピンは昨年3月17日からずーっとロックダウン中。すこーしずつすこーしずつ緩くしていく作戦だが、いまだノーマルには戻っていない。
例えば、ほとんどの飲食店にうちの子供たちは入れないし、休業を余儀なくされている店もたくさんある。外を歩くときはマスク&フェイスシールドが必須だ。我が家の子どもたちも、たまの散歩以外は完全に家の中で過ごした9ヶ月間だった。
ところが昨年10月、一部の国内旅行がOKになった。
そこで、ここまでほとんど外に出られなかった妻と子どものために、旅行の計画をしたのだ。コロナ禍のフィリピンで旅に出るまでの一部始終をここに記そうと思う。2020年国内の旅!!
目的地は「ボラカイ島」。
世界1のビーチに選ばれたこともある全長4kmに渡る「ホワイトビーチ」を持つ、まさにリゾートアイランドだ。詳しくはGoogleで調べてみるといい。
日本がどうかはわからないが・・・(Go toという響きだけは知っている。詳細はわからないので、触れないことにする。いろいろあるんだよね?きっと)
フィリピンでボラカイ島に旅に出るためには必要な手続きがある。
①ボラカイ島への個人情報の登録と追跡用バーコードの取得
②PCRテストの陰性結果の証明書
③ID(パスポートなど)の情報の事前送信
④飛行機に乗るための追跡アプリへの登録
これくらいかな。
つまり、誰がどこにどんな経路で旅をしたのかを明確にするのだ。
その全てはPCRテストの結果が添えられている。
安心を獲得するための作業だし、これがあるからこそ自分たちも安心して飛行機に乗れる。これだけ厳重なシステムが、観光業を守っているのだ。きっとこれくらいは日本でもできると思うんだよなぁ。総理、どうですか?
さぁ、まずはボラカイ島への登録だ!
こんなサイトから個人情報を入力していく。
なんせこちらは1年9ヶ月もフィリピンに住んでいる身である。
英語の入力フォームなどお茶の子さいさいで・・・
全くわからん!!!
日本人学校の先生が日常使うのは日本語だけだ。
日本人の家族と暮らし、日本人の生徒たちと日々対話をする。
もちろん日常生活の中に英語は出てくるが・・・そこは優しいフィリピン人、私の拙い英語をバッチリ理解してくれる。つまり、英語力は全然上達しないのだ!エヘン!
Google翻訳神様のありがたいお告げを聞きながら、なんとかかんとか1つずつ埋めていく。間違えてないよね?大丈夫?と時折自分に聞いてみるが、答えてはくれない。
なんとかかんとか全てを入力すると・・・
・PCRテストの結果
・フライトの証明書
・ホテル予約の証明書
・IDのコピー
をメールで送るよう指示が出てきた。
そうして初めて、ボラカイに入島するためのQRコードをもらえるようだ。
徹底しているね!うむ、安心安心。
お次はPCRテスト!
家族でマカティメディカルセンターへ
病院の横の駐車場のスペースに白いテントが貼ってあり、特設のPCRテスト会場になっている。誰でも、いつでもテストが受けられるのだ。
しかし・・・高い。
これから安くなっていくというニュースもあるが、なんせ高い。
PCRテストを受けるために、1人約1万700円である。
子どもだからって容赦はしない。
家族4人で・・・4万2700円!!!
ふぃぃぃぃぃぃ!!
心が折れそうになるが、家族のためだ!出す!出すのだ!
怖がる息子をなだめながら会場に到着し、申し込み用紙を書く。
Google翻訳神様に徹底的に頼りながら書く!!!
あってるよね?あってるんだよね?
涙を流しながらお金を支払い・・・
綿棒を喉と鼻に深く、深く、挿入。
泣き喚く息子を抱き抱えながら、家族全員・・・・
なんとか終了!!!
申し込みから終了まで待ち時間合わせて1時間くらいかな。
結果は全てインターネット上で確認できるようになっている。
48時間以内に結果が見られますと書いてあったけれど、
翌日の朝には結果がでた。なかなかに迅速だ。
フライトの証明書と、ホテルの証明書は旅行代理店から受け取り済み。
すぐにボラカイ島にメールをする。
返信がくる・・・
「家族全員分やってね♪」
ぐおぉぉぉ。
ボラカイ島の申請フォームに1人ずつ入力し直し・・・
家族分の情報を添付して、1通ずつメールをし・・・
なんとか完了!!!
無事入島のためのQRコードを手に入れた!やったよ母ちゃん!!
もう1つ・・・飛行機に乗るためには、
この追跡アプリをスマホに入れる必要がある。
またもやここに個人情報を入力。
家族の情報も全て入力して完了!!!
これもQRコードである。
フィリピンも、なかなかに進んでいるのだ。
これだけ長く書いたのには訳があってね、コロナ禍で何にも考えずに旅に出た訳じゃないんだよってことだ。炎上防止だし、言い訳だし、防衛行動だ。
旅に出るだけで、やましい気分になる。
これって小さくない影響だと思うんだよ。
ちょっと気管に水が入りむせただけで、「咳と思われてないか?」と周りを見てしまう。喉がイガイガするなぁってなっても「ゲホっ」っとするの勇気いるんだよなぁ。
でもね、ちゃんと対策して、ちゃんとわかって動けば大丈夫。
新型コロナウィルスと共に生きる時代がすぐにくる。
ウィルスがなくなる訳ないんだもの。
だから知って、わかって、対処して、1つずつやりたいことをやっていこう。
そういうわけで、我々家族は、年末に・・・ボラカイ島にたどり着いたのだ!!!
続く