「料理と利他」読書会
読書会に参加いたしました😊
「料理と利他」
土井善晴 中島岳志
「利他的であること」がテーマの、お二人の対談の本です。
僕自身、普段から料理をしますので、料理の考え方としても、とても参考になる本なのですが…
家庭料理の話から、コロナ時代の生き方の話、自然と人間の関わりの話、宗教や哲学の話、日本と西洋の違いの話など、いろんな方向に広がります…
結局は、自然と対話しながら、自然に沿った料理を、状況に合わせて、バランスよく作ること、そうすることで、自然と、作る人と、食べる人の間に、利他がはたらくというお話だと思いました。
近ごろ心がけているのは、読んだ本を簡単にまとめること。
そうすると、記憶にとどまる時間が少し長くなり、思い出しやすくなります。
また、読書会で皆さんのお話を聴かせていただくことで、違った視点に気がついたり、理解が深まりますので、大変ありがたいです😊
【以下、特に気になったり、心に引っかかったところ】
・環境に対する人間の攻撃的態度→病原体と接触の可能性高まる
・家庭料理は民芸だ! 自然と向き合い、直に触れながら家族を思って料理
・磁器も土器も使うところに日本人らしさがある 道具は無心に要望に応える
ハレの器は用途が限定される ハレ→神人共食 日常では無駄なく
・利他は対象(者・物)と自分の間にはたらく
聖道の慈悲と浄土の慈悲 立場の違い 上からの施し
・レシピに依存すると感性が休んでしまう 自分で判断 その通りにいかない
前提を同じにすることは不可能 五感を使って 心を使って料理する
・いいことも悪いことも、仕方がないと諦める ぜんぶ自分のせいにしない
結婚することになりました 与格 「は」ではなく「に」で始める 「私に〜が〜」
・ミニマリズム→ストレスを感じている 行き過ぎると良くない、ほどほど
・縄文の人はマイカップを持っていた? お箸とお茶碗 属人器
命をいただくお椀 手で食器を持つ文化 幕末の侍の堂々とした姿
・自然と人工のバランスがちょうどいいところがええ加減 和食はそのまま受け取る
現代は過剰 混ぜない 味付けしすぎない 引き算の哲学