大みそかの正しいすごし方…
昨日バタバタとしたせいか
今日はやる気が飛んでった
こどもたちをほったらかして、旦那さんとひらすら寝た、いくら寝ても、寝られる不思議
夕方までそんな感じで、朝昼は昨日の残りごはんでなんとかなったが、晩ごはんは
「もう食べるものがない…」
と食べに出かけた
ずっと家だったので、気分を変えたくて、すこーしだけ遠くに
「7時半ラストオーダーです」
やはり大みそか、お店が早々閉まっていく中、1件だけお腹のふくらみそうなご飯があるお店。ギリギリ開いていた
旦那さんがやたらと食べたがっていたオムライス、もちゃんとあった
わたしとこどもたちは一目惚れの、カレードリアを頼んだ
店内は閉店が近いこともあってか、うちの家族以外だれもいなかった
「こんなにだれもいないの初めてだね」
すると、
「いるやん!かぞくがおるやん!!」
と興奮気味にむすこ。いや、べつに…
さみしいとか言ってないからだいじょうぶ、笑
おいしく、ちょっといそぎ足でお店を出たら
ちょっとしたイルミネーションがあった
ド田舎育ちのわたしら家族は、ちょっとしたイルミネーションに期待以上によろこんで、ちょっとはしゃいだ、ちょいと楽しんだ
店続きに、スーパーもあり立ち寄った
もう人もまばら、晩ごはんの時間もとっくに過ぎてスーパーは半額祭りだった
「このパンたべたい!」
「このお魚半額だって!」
「あした様に買っとく?」
なんて半額祭りに踊らされて、わたしも「あしたのごはんに助かるわ…」なんて下心もあって食品を買い込んだ
どんな、大みそかのすごし方…
と思ったが、
「正しい大みそかの過ごし方」なんてないもんね、よしとしよう。ちょっと楽しめたし
家について、すぐ紅白歌合戦をつけた
そしたら、こどもたちが好きな歌手が次々に歌って、もうひと盛り、盛り上がった
「そろそろお風呂はいって寝ないとね」
こどもたちがコタツから動かないのを、どうにかこうにかお風呂に運び込む、めずらしく旦那さんもこどもたちと一緒に入っていった
束の間の、ひとりじかん
紅白歌合戦、12年ぶり、2回目の出場
Mr.children がはじまった
いつものやさしい声、気持ちがおちつく音
くしゃくしゃの困ったような笑い顔
しみわたる……
歌うひとは透明な囲いにおおわれていた
コロナを反映しているのかな、こんなところまで、
だけど、曲とともに囲いがはがされてゆく、
光がさしこんできて…
ある時は悲しみが
多くのものを奪い去っても
次のシーンを笑って迎えるたのめ
演出だって思えばいい
Mr.children Documentary film
ぜんぜん悲しくもなかったのに、
むねの奥からなにか、
あふれだしてきて…
おもわず、泣いていた
そんな、大みそかの過ごしかた。