マガジンのカバー画像

ハンターと危険のはなし

20
狩猟者が知っておくべき「危険な世界」とは? 狩猟専門誌『けもの道』に掲載された、狩猟にまつわる危険やリスクに関する記事(マダニの感染症・ジビエや猟場にひそむ寄生虫やウイルス・猟銃…
有料記事7〜10本以上お読みになる場合は本マガジンの購入がお得です。また、ご購入は今後『けもの道の…
¥1,000
運営しているクリエイター

#けもの道2019春

レプトスピラ症を知る。 〜 犬も人も感染する伝染病

執筆|遠藤貴壽 グリーンピース動物病院(兵庫県)院長、獣医師・猪猟師 猟犬を使っている人はその名前を聞いたことがある人も多いかと思いますが、今回はレプトスピラについてお話しします。 どんな病気か?レプトスピラ病は、レプトスピラ属の螺旋型の細菌が原因で肝臓と腎臓を同時に侵される急性の伝染病で、犬だけでなく人間も感染する恐れのある危険な伝染病です。 どれくらい怖い病気かというと、伝染病予防法という法律で届出伝染病に指定されていまして、レプトスピラ病に罹った人を診察した医師

¥150

新たな脅威となったアライグマ 〜 外来生物の現状と対策

脅威となった外来生物アライグマ2018年10月、猟期直前に世間を最も賑わせた野生動物は猪でも鹿でもなく、東京都港区赤坂の繁華街に突如現れた1匹のアライグマだった。 赤坂警察署の警察官や東京消防庁の職員ら多数が出動する大捕り物となり、夜の繁華街は一時騒然となった。 この個体は発見から数時間後に “逮捕” されたものの、近年、アライグマ被害が都市部近郊で顕著になっている。日本における野生化したアライグマの現状とその対策について、専門家に聞いた。 取材|佐茂規彦 アライグ

¥150