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俺は某ネットロア異世界ホラー小説第四弾を読んでいると思ったら濃厚女女イチャラブ空間に居た

 と言うわけで裏世界ピクニック4巻のネタバレあり感想なんですけど。
 前巻までは曲がりなりにも、裏世界の脅威に二人で立ち向かって探索ってのがメインだったと思うんですよね。ところが前作ラストで、鳥子が裏世界に向かう大きな原因である冴月への執着を断ち切ってしまった。結果今回では、付き合う直前の女女がイチャつく理由探しのために裏世界に行く、みたいになっちゃってるんですよね。もう裏世界じゃなく二人の関係がいかに変化するか、がメインで。最初からもうなんかフルスロットルでいちゃいちゃして空魚の部屋でお泊りいちゃいちゃして温泉行っていちゃいちゃして裏世界でホワイトクリスマスラブホいちゃいちゃ。殺す気かと。
 あと関係変わって思わずちょっと引いちゃってよその付き合う直前女女の間に挟まったりよその女と同衾してるところを見られたり彼氏面やめてとか言って地雷を踏みまくる空魚。このコミュ障感。愛しい。

 ところで今巻から突然鳥子の空魚への感情のベクトルというか質がいきなり変わって空魚もぼくも戸惑っちゃった訳なんですけど、それで前作の最後の方チョロっと読み返したけど、どうもそうなったきっかけ的なものが掴めなかったんですよね。いきなり冒頭からラブラブ光線で彼氏面じゃないですか。
 なんでかなぁともやもやしながら最後まで読み通して、でも結局その描写が無い。気になる。今後の伏線か?それとも読者のラブラブ過剰摂取に配慮しての自主規制?
 ひとつ考えついたのが、今巻の空魚の赤い人みたいに鳥子も冴月に「取り憑かれてた」感じで、んで前巻で明らかになったように鳥子は空魚に冴月を見てたから、感情が対等ではなく頼れる先導役みたいな感じだったんじゃないかと。そして前巻で冴月への執着が消えた結果空魚を一人の人間として認識し、冴月フィルターによって押し留められていた感情が一気に流れこんじゃった。冴月みたいに頼りにはならない、冴月みたいに強くない、一人の女の子。なのに、一緒に裏世界を探検して、一緒にピンチを切り抜けて、命を賭けて命を救ってくれた。それが一気に来てバグっちゃった。結果が彼氏面だったと(気に入ったので何度でも言う。彼氏面。)
 んで今巻の赤い人への認識異常の払拭はそれとオーバーラップさせてたのかなぁ。
 書いてるうちにどんどん説得力無くなってく気がする……

 まあとにかく次の話どうなるのかが今から怖楽しいですね。もはや次はセックスするしか無いんじゃないかという気もするんですけどでも空魚はヘタレだし。このまま付き合う直前いちゃらぶを見せ付けられたら死んでしまうのでは?

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