創業者後の後継者のリーダーシップ
本日の日経新聞で報道された船井電機さんの破産手続きは驚きでした。薄型テレビでは一定のブランドがある企業だっただけに、破産手続きは衝撃です。
記事ではこれまでの歴史を振り返っていましたが、2000年代前半にウォルマートでのテレビ販売などで急速に売り上げ規模が増え、2007年には3,967億円まで売上が伸びました。しかし、その後は海外メーカーとの競争に負け、急速に売り上げは減少したのです。
また、2008年に創業者が退任したのちは、社長が何度も交代しています。
恐らく、通常の業界以上に変化が激しいAV機器業界において、強いリーダーシップで変化に対応しないといけなかったのでしょうが、創業者が退任して以降、その強いリーダーシップが不在となったのでしょう。
創業者後の後継者の重要性を感じさせる破産です。