『ネトウヨ』は【依存症】であり、【自己愛性パーソナリティ障害】である
*『依存症』になる脳の仕組み
脳は
「思考・社会性等」を司る『理性』(前頭前野)と
「感情・情動・欲望・行動等」を司る『本能』(大脳辺縁系)に別れていて
『本能』から湧き出る「感情や情動や欲望」(好き・嫌い・不安・恐怖・怒り・悲しみ・快感・興味・好奇心など)を
『理性』が《抑制・制御コントロール》することによって、人は思考し、判断・選択・決定し、行動を起こす
例えば、まず『本能』から湧き出る
「○○が欲しい」「✕✕が食べたい」「△△をしたい」「▽▽が好き」「●●は嫌い」とか
あるいは
「他者に勝ちたい」「金持ちになりたい」「認められたい」
「人の上に立ちたい」「バカにされたくない」という《感情・欲望》に対して
“その目的を達成するためにはどうしたら良いか⋯”
“今これをしたらどうなるか⋯”
『理性』(思考)が客観的・俯瞰的・多角的・総合的に見て考える
「身体に害をなす」「将来に悪い影響を及ぼす」「他人に迷惑をかける」
などと欲望や感情や行動を抑制したり
逆に
「今これをすれば解決する」「こうすれば欲望を満たせる」「こうすれば儲けられる」「このほうが面白い」「こっちのほうが効果がある」
などという創意・工夫が出てくる
あるいは
社会(遊び・勉強)の中で社会性やコミュニケーション能力
相手の立場になって考えてみる、相手の気持ちを理解する能力を身につけ
その上で
「人の役に立ちたい」「困っている人を助けたい」「真実を追究したい」
という意欲が生まれ
その試行錯誤の中で、失敗を重ねる中で脳の抑制機能が発達し
『自立心』が生まれ、一人で生きていけるようになる
子供の頃は『大脳辺縁系(本能)』の比重が大きくて、生きていくためには
「親の言うことは絶対!親に認められたい。褒められたい」一心だったのが
思春期(反抗期)の頃から『前頭前野(抑制機能)』が発達・成長するに連れ
自分で生き方を判断・選択できるようになり親の命令・期待に対して
自分の意思・信念・価値観を守ろうとする《自立心(反抗心)》が生まれてくる
社会の中で生きていく内にいろんな興味や疑問を持ち、視野を広げ
依存先を増やすことによって柔軟な思考を獲得し、生きる力ができてくる
困難にぶつかった時、「どうしたら解決できるか?」という
いろんな選択肢や、いろんな可能性を広げることができるようになる
親(社会)の価値観・命令→ギャップ←自分の獲得した価値観・興味
↓(選択肢・葛藤)
従順・依存or反抗・自立
しかし、何らかの原因で脳の理性[抑制機能]が疲労・衰弱・損傷すると
本能(感情・欲望・行動)の暴走を認識・制御コントロールできなくなる
思考の柔軟性が失われ、考え方が硬直化し、冷静な判断ができなくなる
例えば
◉忙しすぎて、過労や寝不足で脳が疲弊したり、一度にやることが重なり
脳の容量を超えてパニックに陥ったりすると、客観的で冷静な思考が失われ
普段では考えられないような、変なこと(失敗・ミス・行動)をやることがある
また
◉歳を取ると老化により、思い込みが激しく、頑固で、柔軟性が失われ
「自分は騙されない」と言いながら簡単に特殊詐欺やマルチ商法などに騙されやすくなる
さらに
◉幼児期に体罰・虐待・過干渉・過保護などによって
脳の発達が阻害されると、『愛着障害』になり、ストレスに弱くなり
依存症や精神疾患になりやすく、また少年犯罪に走りやすくなる
その他にも
◉生きていく中で不幸・困難・壁・苦悩・苦痛にぶち当たり
自分の存在に対する『不安・恐怖』が増大したとき
◉自分の中の「こうなりたい」という『理想』と
「思いように行かない」という『現実』のギャップ(不協和・矛盾)の中で
『ストレスや鬱屈や不全感や劣等感やコンプレックスなど』が増大したとき
また
◉社会が混乱(不況・戦争・自然災害など)に陥り
どう生きて行っていいのか分からなくなり
将来に対する『不安・恐怖』が増大したとき
など
そこでは『無意識』の内に、その『不安・恐怖・不全感・ストレスなど』を低減・解消しようとする【心理的メカニズム】が発動し、自分の感情・行動を制御コントロールできなくなる
社会が混乱する中で、平時では考えられないような残虐な行為に走ることが、しばしば起こる
また個人ではいい人なのに、集団の中で「みんなに認められたい」という思いが強くなり
普段では考えられないような行動に出たり(バイトテロ)、残虐な行為に走りやすくなる(集団心理、虐殺)
具体的には
①強迫性障害
心の奥底にある『不安・恐怖・不全感』(本能・感情)の暴走・膨張を抑制できなく
その不安を打ち消そうと、何回も「手を洗ったり」「埃がないか」「汚れがないか」
「鍵をかけたか」「火は消したか」「電気は消したか」と確認せずにはいられなくなる
その『確認行動』=『強迫行為』をすることで一時的には『安心』するが
心の奥底にある『不安』=『強迫観念』の暴走・膨張は止まらず
自分ではその行動を止めることができない
それは
『PTSD』や『うつ病』が発症する仕組みと似ている
それらはどちらも
『理性』(前頭前野)と『本能』(扁桃体)のバランスが崩れ
扁桃体(不安・恐怖・悲しみ・寂しさ・苦しみ等)の暴走・膨張を
抑制することができないことで起こるとされている
扁桃体は、不安や恐怖などの感情を感じた時に活動することが知られ、過度な不安や恐怖が症状であるうつ病、不安障害やPTSDといった精神疾患においては、扁桃体の活動が過剰であること知られている
それと同じような『心理的メカニズム』の延長として
『引きこもり』や『自傷行為』かおきてくる
それは心の中の『不安・恐怖・不全感』を解消しようとする行動(防衛本能)であると言える
そしてそれは『自分の身体を傷つける行為』(自傷・タトゥー・整形など)だけでなく
他者を傷つけようとするいじめや誹謗中傷や体罰や虐待(動物虐待)や
あおり運転(暴走行為)やパワハラなども同じようなメカニズムで
脳の中の『不安・恐怖・不全感』を解消しようとする行為(防衛本能)とも言えるだろう
②行動依存症
人は生まれた瞬間から
「競争に勝たなければならない」「負けたら生きる価値がない」
「レール(競争)から外れたら負け」「皆と同じでなければならない」
「親(大人)に反抗してはならない」「規則ルールを守らなければならない」
「男(女)は○○でなければならない」
というような
無意識の内に植え付けられた支配構造・習慣・伝統・道徳・男尊女卑・家父長制・⋯
の『ピラミッド支配構造』の檻の中で、教育洗脳され生きている
その中で⋯共同幻想・強迫観念・同調圧力の中で
『理想』の(勝つ・褒められる・強い・美しい)自分と
『現実』の(負ける・怒られる・弱い・醜い)自分との《ギャップ》の中で
不協和(矛盾・不安・恐怖・ストレス・鬱屈・不全感・劣等感・苦痛)が増大し
それを低減・解消しようとする圧力が高まり
快楽を求め行動を起こす→【行動依存症】
アルコール・薬・買いもの・ギャンブル・ゲーム・スマホ
いじめ・万引き・痴漢・あおり運転・ヘイトクライム
体罰・虐待・パワハラ・自傷・整形・タトゥー・摂食障害など⋯
『抑制機能(前頭前野)』が低下し、共感・自省心・想像力が低下し
客観的・俯瞰的視点が失われ、自分の行動を止めることができなくなる
そこでは、抑制機能が低下(麻痺)し
自分が「何をやっているのか」認識できなく
ひたすら快楽・安心感を求め、行動(犯罪)を止めることができなく
行動がだんだんと酷くなる
そして、その自分の依存行動を正当化するために【認知の歪み】が生まれる
[抑制機能低下・報酬系異常→行動認識能力麻痺→共感反省能力低下→行動の暴走]
『あおり運転』『虐待・体罰・DV』『痴漢・ストーカー』『クレーマー』
『ヘイトクライム・人種差別』『ネット荒らし・誹謗中傷』など
やっている人はたいてい思い込みが強く、「悪いことをやっている」という認識はなく
(むしろ正義感に駆られ)
生活の中でストレス・鬱屈・不全感が溜まり、それを解消しようと身体が勝手に行動を起こし⋯
『ピラミッド支配構造』の中で
「自分は悪くない」「相手が悪い」「相手に分からせるためにやった」
「俺はお前よりエライ」「エラい俺に反抗するのは悪だ」
「相手のために」「教えるために」「躾のためにやった」
「相手は自分を陥れようとしている」「自分は被害者」
などと自分の行動(存在)を『自己正当化』しようと、『認知』を書き換える
③ダニング=クルーガー効果(優越の錯覚)
抑制機能が衰弱し、無意識の奥底にある感情・本能(不安・恐怖)が暴走・膨張し
その感情を正当化するために、地震のあと等の流言・噂・デマが生まれ
それを信じやすくなり、積極的に拡散しようとする→【認知的不協和理論】
心(潜在意識)の中の『不安・恐怖・不全感』(扁桃体)が暴走すればするほど
それを解消しようとする『心理的メカニズム』が働き、客観的視点が失われ
デマ・陰謀論を信じやすくなり、共同幻想を絶対化することで
不協和(ギャップ)を解消し、自分の感情や行動を正当化しようとする
『扁桃体(不安・恐怖)』の活性化・暴走→鎮めるための『心理的メカニズム』
・心(潜在意識)の中の『不安・恐怖・不全感』(扁桃体)が増大するほど
・社会的圧力(プレッシャー)が強いほど
・『理想の自分』と『現実の自分』との不協和(ギャップ)が大きいほど
・「こうでなければならない」という思い込み(同調圧力・強迫観念)が強いほど
・自分の存在を認めてもらいたいという『承認欲求』が強いほど
1つの価値観・幻想を絶対化し、それに依存し、それに同一化しようとする
『善悪二元論』『全か無か思考』に囚われ過ぎて客観的・多角的・俯瞰的・体系的に物事を見ることができず
反対意見に耳を傾けることができず、相手の立場に立って考えることができず
結果的に『優越の錯覚』が強くなる
ダニング=クルーガー効果(優越の錯覚)
「能力の低い人は自分の能力を過大評価する」という認知バイアスについての仮説
「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」
・自身の能力が不足していることを認識できない
・自身の能力の不十分さの程度を認識できない
・他者の能力の高さを正確に推定できない
・その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる
『優越の錯覚』に陥りやすい人の特徴として
・自分の意見に固執し、他人の意見に耳を傾けられない
・失敗の原因を追求せず、自身の過ち(責任)として認識できない
・すぐに周りの人や環境に責任を転嫁しようとする
つまり、『優越の錯覚』とは【依存症】=【否認の病気】である
依存症になると、客観的・俯瞰的に自分の能力・欠点・行動を認識できなくなる
認識できないからこそ、自分の欠点を他者から批判されたら怒りだす
自分の存在意義(能力・学歴・経験など)を過剰に誇張し、マウントを取りたがる
【優越の錯覚】と『ドーパミン』は相関関係があることが分かっている
「自分は平均より優れている」と思う心の錯覚はなぜ生じるのか
〜脳内の生物学的仕組みを世界で初めて発見〜|京都大学
自分は平均より優れていると思う心理学的錯覚「優越の錯覚」が知られているが、そのメカニズムはこれまで不明であった。
脳内のドーパミンと脳活動ネットワークの相互関係が、優越の錯覚に影響を与えることを世界で初めて発見
線条体のドーパミンD2受容体密度が低いと、線条体と前部帯状回の機能的結合が弱く、優越の錯覚が強い
一方、線条体ドーパミンD2受容体密度が高いと、線条体と前部帯状回の機能的結合が強く、優越の錯覚は弱い
ギャンブル依存症の神経メカニズム〜前頭葉の一部の活動や結合の低下でリスクの取り方の柔軟性に障害〜|京都大学
ギャンブル依存症患者の場合は、ノルマの厳しさを正しく認識するのに必要な背外側前頭前野の活動が低下している
リスク態度の切り替えに重要な背外側前頭前野と内側前頭前野の結合が弱く、低ノルマ条件でハイリスク・ハイリターンのギャンブルを選択する傾向が強い
統合失調症治療薬(ドーパミンD2受容体阻害剤)や妄想症状の機構を解明|東京大学
実際にAさんに自分の悪口を言われ不快に思うとドーパミンが上昇し、D1受容体を介してAさんの話をしている姿に対して不快な価値情報が割り当てられ、同時に汎化して他の人に対しても不快な価値情報が広がって割り当てられる(〜中略〜)ドーパミン過剰状態などでD2受容体経路がうまく働かないと誤った記憶の訂正ができなくなる。この結果、現実と乖離した価値情報の帰属障害が起こる。この状態が悪化すると次第に自分は狙われているのではないか、監視されているのではないかというように認知的に解釈され、妄想が発展するものと考えられている。
そのことは
「【依存症】と【優越の錯覚】と【被害妄想】は
同じ『心理的メカニズム』(防衛本能)から起きている」
と言えるだろう
同調圧力・過干渉・体罰などのストレスにより『扁桃体』が過剰活動になり
それと同時に『抑制機能』が低下する
そして、心の中の『不安・恐怖・不全感』か増大すればするほど
何かより大きく強いモノに依存しようとする圧力が高まり【依存症】になりやすくなる
その行動(選択)を正当化するために、認知を改変し
「自分は間違わない、自分は優秀、自分は正しい」という【優越の錯覚】が強くなる
そして
「日本人は○○でなければならない」というような
『上昇欲・支配欲・攻撃欲』が強ければ強いほど
ピラミッド支配構造(上下関係・男尊女卑・家父長制・道徳・愛国心など)を絶対化し
その構造の中に依存し、その構造に疑問を持ち、変革しようとする
批判者や反対者や脱落者や自由人などに対して
「みんな自分をねたんでいる」「悪口を言っている」「陥れようとしている」
「外国人(在日)に違いない」「日本を壊そうとしている」
というような【被害妄想】が強くなり、それに比例するように『幻想』を
絶対化しようとし、簡単に騙されやすくなる
(→カルト宗教・マルチ商法・特殊詐欺・印象操作など)
心の中の『不安・恐怖・不全感』を解消するために
悪魔・妖怪・魔女などの共同幻想・敵を作り出し、それを他者に強制(拡散)することで
自分の行動・感情・存在・欲望を正当化しようとする
神・迷信・人柱・特攻・国旗・靖国神社・御真影などの『幻想』を絶対化・神聖化し『ピラミッド支配構造』を絶対化し
それに依存することで『万能感・優越感・安心感』を得ようとする
そして、そういう人ほど『陰謀論』や『歴史修正主義』に嵌りやすく
全体主義や軍国主義やファシズムに洗脳されやすくなる
④自己愛性パーソナリティ障害(投影性同一視)
『自己愛性パーソナリティ障害』と診断された人々は、中心的な防衛機制として『分裂』を用いる
そこでは自己が《誇大的・万能的自己》と《無能的・無価値的自己》に分裂している
その(自己が分裂する)原因として、『遺伝的要因』と『環境的要因』がある
自己愛性パーソナリティ障害の原因となる因子
・生来の過度に敏感な気質
・現実に立脚しない、バランスを欠いた過度の称賛
・良い行動には過度の称賛、悪い行動には過度の批判が幼少期に加えられた
・親、家族、仲間からの過剰な甘やかし、過大評価
・並外れて優れた容姿、あるいは能力に対する大人からの称賛
・幼少期の激しい心理的虐待
・予測がつかず信頼に足らない親の養育
・親自身の自尊心を満足させるための手段として評価された
(wikipedia)
その中で『環境的要因』として、特に幼少時代に育った環境が重要で
過保護・過干渉・体罰・虐待などで、自分の意思を尊重されなかったり
やることを全部否定されたり、無理やり嫌なことを強制されたりして
ストレスが重くのしかかる中で、自我をうまく形成できなくなる
脳が充分に発達できなく、ストレスに弱い人間となり、キレやすくなる
「認めてもらいたい、甘えたい」という欲求と
「言うことを聞かないと叩かれる、見捨てられる」という不安・恐怖
に取りつかれる中で、精神のバランスを保とうとして防衛機制(分裂)が働く
理想の自分→不協和←現実の自分
↓(増大)
不安・恐怖・ストレス・不全感
↓(解消しようとする防衛本能)
良い自分←分裂→悪い自分
「自分は正しい・優れている・強い・美しい」という《万能的・誇大的自己》を作り出すと同時に
その一方で
「自分は悪い・劣っている・弱い・醜い」という《無能的・無価値的自己》を作り出し、分裂し
《無能的・無価値的自己》を潜在意識の奥深くに押し込めて認識できなくする
顕在意識 (抑制機能) 潜在意識
《万能的・誇大的自己》→分裂・否認・抑圧→《無能的・無価値的自己》
その中で《悪い自分》を認識し、制御コントロールできなくなっている
自分の行動を反省し、抑制し、修正できなくなっている
そして
無意識の内に心の奥の『不安・恐怖・不全感・ストレス』が膨張し続け
それを解消しようと、身体が【無意識】の内に行動を引き起こす→【行動依存症】
『体罰・虐待・DV・いじめ・パワハラ』『嘘・暴言・失言・誹謗中傷・セクハラ・差別』
『窃盗・痴漢・レイプ・あおり運転』『賄賂・癒着・便宜供与・友達優遇』など
身なりがきちんとした、礼儀正しい人が、自分の欲望の膨張を抑制することができず
キレて、ついついやってしまい、何度も同じ過ちを繰り返す
そして捕まったあとでも「犯行を否認」し、「自分は悪くない。相手のせいだ」
「記憶がない」「誰かに嵌められた」状態になっている
そしてそれは、国家(権力者・独裁者・ファシスト・ナチス)も同じで
国家(独裁者)の利権(権威)拡大・膨張を止めることが出来ず
その自分の行動(侵略・利権拡大)を正当化するために、責任を相手に押し付けようとする
「国家のため」「国民のため」と言いながら利権拡大や私利私欲、友達優遇で
自分の行動を認識、抑制、反省できない
心の中の不安・恐怖が膨張する中で反対者を攻撃し、排除し、粛清・虐殺せずにはいられない
そして
そのときに自分の行動(不正・犯罪・戦争・侵略・粛清・虐殺)を正当化する手段として
防衛機制の《投影性同一視》を使用する。
自分の『(否認する)悪い行動・後ろめたさを・醜い感情・性格』を相手に投影して攻撃する
例)『侵略・虐殺』の正当化→「欧米支配からのアジア解放」「ナチスからの解放」
⑤権力志向=『御用学者』と『ネトウヨ』
小さい時から『ピラミッド支配構造社会』の中で
上を目指してひたすら頑張っていくうちに
《勝利・成功》⇆《敗北・失敗》を繰り返していくうちに(ギャンブル・ゲームのような)依存症状態になり、いつの間にかその『ピラミッド支配構造』を絶対的なものと思い込み、その構造に依存しようとする
1つの価値観を絶対化し、『依存』し、それに固執すればするほど
「自分は正しい、間違わない」
という『優越の錯覚』が強まり、他者に対して攻撃的になる
反対意見や批判的な意見に対して「誰かに操られている。自分を陥れようとしている」
と『妄想・陰謀論』に囚われ、誹謗中傷を繰り返し、マウントを取りたがる
(エリート官僚・学者や政治家や体育会系スポーツ選手など)
自分の存在・行動・価値観を正当化しようと、「受験勉強があったから⋯」
「厳しい練習があったから⋯」「体罰があったから⋯」という錯覚に陥り
同時に
自分の存在を否定されるのが怖くて、それを批判する人を
「日本を破壊しようとしている」と攻撃・誹謗中傷する
よく
「子供を“甘やかす”とワガママになり、非行に走る」と言う。そして、その価値観の中で、犯罪者を見ると「甘やかされて育ったからだ」と決めつける
しかし、実際には⋯
脳科学的に見ると、叱られて「ネガティブ感情」が発生すると、恐怖や不安に反応する脳の部位である「扁桃体」が活性化する。
扁桃体を中心とした脳の回路は「防御システム」と呼ばれる。これは、身の危険を察知したときに、瞬間的に「戦うか、逃げるか」を判断し(「闘争・逃走反応」と呼ばれる)、生存確率を最大限に高めるための、無意識な行動のメカニズムだ。(〜中略〜) 近年の研究では、扁桃体が過度に活性化するようなストレス状況は、知的な活動に重要だと考えられている脳の部位(前頭前野)の活動を大きく低下させることが確認されている。
(〈部下を叱ると、脳はどうなるか〉 思わず、叱りたくなる依存症に注意(NewsPicks)#Yahooニュースより)
通常の正常な状態では、理性(前頭前野)と本能(扁桃体)の関係において
理性(前頭前野)>本能(扁桃体)
となっていて、自分の理性(抑制機能)が本能(行動・感情)を制御コントロールしている
しかし、過度な慢性的ストレスに晒され続けると、脳の「防御システム」が働き
不安や恐怖に反応する本能(扁桃体)が刺激・活性化され、「活動過剰」になると同時に
ストレスホルモンが上昇し、理性(前頭前野)の「機能低下」が起こり
理性(前頭前野)<本能(扁桃体)
の『依存状態』になる
そうすると『自我の分裂』(善悪二元論)が起こり
『優越の錯覚』と『被害妄想』が強くなる
「自分は多数者・優秀・強い・正義・愛国者・間違わない」(善)
↕
「批判者は卑しい・自分(日本)を陥れようとしている・外国のスパイ」(悪)
そうして
自分の中の『不安・恐怖・不全感』の膨張・暴走を止めるために
《権力者・強者》と同一化・依存することで万能感・優越感・安心感を得ようとする→【権力志向】
これが『御用学者』や『ネトウヨ』の【認知の歪み】に繋がっている
水俣病や福島原発事故や辺野古埋立につながっている