映画「レクイエム・フォー・ドリーム」
久々の映画の感想。
この映画を観るのに、心の準備が整うまで6,7年。
今日は鬱。
落ちるところまで落ちた日には、これ以上無いほどの鬱映画に没頭出来るというもの。
仕事へ行き、今回の鬱の根源について考え続け、半ば死にかけの状態で帰宅。
気がつけばこの映画を観始めておりました。
監督やキャストはほぼ知らなかった。
知っていたのはジャレット・レトくらい。
ミスターノーバディやファイトクラブで良い演技をされていた。
しかし主役となる4人全て、
表情、眼光、仕草から何まで素晴らしかった。
特に母親であるサラを演じたエレン・バースティンの豹変ぶりたるや。恐ろしいまでの変貌。
音楽と編集も素晴らしかった。
こちらは薬物のシーンが特に、観ている者までも呑み込む様な表現。
トレインスポッティングとはまた違う、アッパーやダウナーの表現ではなく、純粋な薬物への依存、執着、常用といった表現の様に感じた。
夢を持つが故の破滅。
何かを為すには何かを犠牲にし、執着をする。
しかし、線引きを間違ってはいけないという声にも捉えられる。
Requiem for a Dream
短い感想だが、これくらいが丁度良い。
観てくれとは言い難いが、私は人生における重要な映画の一つとして挙げ続けるだろう。