長女、燻る
題の通り、私は兄弟のなかの長女になるのだが、
今まで、長女であることの弊害が数多あったので、ここに報告しておきたいと思います。
全ての長女が当てはまるわけではないが、
私を含め一般的な長女は我慢強くて、人に甘えるのが下手である。
よく人に言われるのが、
責任感強いね
我慢強いね
もっと人に頼ったら?
もっと人に甘えたら?
寂しくないの?
当然恋愛にも支障が出る。
幼少期に、多人数兄弟の子育てで、疲れ切っている母の手を煩わせまいとした結果、
一人で何でも解決しようとする癖がついて、
人に相談する事が難しくなってしまった。
人の顔色を必要以上に伺ってしまうのである。
それでもって、繊細な気質なので色々溜め込んでしまい、こじらせて燻らせて、
一見自立していて、自分以外を心配する「何でも相談のるよ、元気ないね?大丈夫?」アネキが出来上がってしまいました(泣)。
今でも相変わらず人に相談するのが苦手です。
ちょっとしたことでも吐き出せれば、ほんとは泣きそうで強張った心が柔らかくなるのに、と思います。
だから、距離を詰めるのが上手い、コミュ力抜群の(でも実際はモラハラ)パリピ彼君に惹きつけられるんだと思います。
彼らは自分が一番大事です。
公共の場で、周りを気遣うふりをしても、結局は自分の印象良くして、生きやすくするのが目的で、
所謂外面が良いのです。
すごい悪口に聞こえますが、自分の都合が全ての彼らに、羨ましさも感じる自分と、
そうできないし、それを許したくない自分とで苦しくなります。
末っ子の妹は、大人になった今でも母に対して強気で、平気で無視したりします。
兄弟の中で一番わがままで、愛されて、
羨ましい限りです。
母も長女なので、愛情表現が苦手で、自分に似た長女の私をうまく愛せなかったのでしょう。
今でも母から電話してくることはありません。
求めても、叶わないことばかりの私達長女の寂しさは、キンキンに冷えた真冬の星空みたいです。
美しく形容して、自分に酔っているなんて
批判は受け付けません(マジで)。
私達の孤高の内面は、大島弓子さんの漫画の、見開きにシーンとした野原や夜空一面の
あの場面に近いと思います。
そんな現実の野原(公園)で私は野良猫のきなこちゃんに出会いました。
彼も猫界のアイドル、超パリピ猫です(笑)。
初対面の人間の膝にも載って甘えることができる、きなこちゃんは私の推しである。
どうやら燻った私達長女は、パリピから逃れられない運命にあるようです。
※写真は私のアイドル、きなこちゃん😹です