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百度石とお百度参り


学習院大学から移転された神社境内百度石

お百度参り
時代劇で願掛けをするため、夜中に境内を往復し、なんとか災いから逃れようと百度石参りをする町娘。百度石と本殿往復する姿が涙を誘う。

それを、木の影から見ていた金さん。「かえーそーになー。こりゃ許せねーな、三河屋の悪事はこの金さんにはお見通しよ」と言ったクライマックスに至る前の、盛り立てシーンに登場するのが"お百度参り"その歴史は平安時代までさかのぼるのだそうです。

百度石
お百度参りをする起点となるのが百度石で、石を起点に本殿との間を百度参拝して、神仏に願いを祈願します。

平安時代の末頃から始まったと言われ、同じ願い事で、100回を1セットとして何回も繰り返す場合もあったそうです。

お参りを重ねることで、仏さまと顔なじみになり、信仰心の篤さと願いの切実さを訴えてご加護を得る、という考え方です。

ですが、回数を重ねることは、本来別のところに意味があります。一心に祈ることで雑念から解き放たれ、心からの願いを集中させ、神仏に届きやすくするのであります。

全てに見放されそうなとき、最後のより何処となっていたのが百度石なのです。


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