EdTech 実証事業-2.1
実証事業を見てみるとイメージがわくのでは?
という思いで、いくつか見てみることにしたいと思います。
まずはこちら
AI教材を用いた学校での数学教科指導の最適化
Atama+というサービス(塾向け)のサービスを使って、自立的な学習とその進捗等を支援するという内容。
この事業では3つのことを検証したいとしている。
1)AI サポートにより効率的な学力獲得が見込まれるか
2)数学嫌いをなくすことができるか?
3)STEAM教育に25%程度の時間を当てても進捗に大きな差はないか?
結果はすべての目的に対してポジティブなものであった。
atama+が用意したコースの進捗度が高い生徒ほど、成績上位者が多く、また事業前後での偏差値の改善傾向がみられた。この傾向は数学の好き嫌いにかかわらず見られた。
数学の嫌い率が改善している
最後に、STEM教育に時間を使っても、授業進捗には大きな遅れはなかったとしている。
運営についても、課題についてのヒントが報告がされている。生徒ごとに学習環境や授業のビデオなどの好みがわかれること(万能にはいかない)。
それから、やれば伸びるのであれば、どうやってやってもらうかというところなど。
また、詳しく書かれていないがサポーターを今回授業に導入している。今後すべての授業にサポーターを入れることはできないし、彼らがどのような役割をしたのかはレポートでは詳しく書かれていなかった。
AIの診断部分をプラットフォーム化していけば多くのコンテンツを盛り込むことができ、個々人のニーズや好みに合わせることができるのではないだろうか。
なお、atama+のWebサイトを張っておきます。
「未来の教室」(学びの場)創出事業〜MaaSをテーマとしたSTEAMコンテンツ実証〜①
かなりチャレンジな内容。MaaS(Mobility as a service)時代に必要な人材教育についての入門を授業として取り入れようとするもの。
Ai Arowという診断ツールを授業の前後で行い、どれだけMaaSに必要なスキルが身についたかを診断するもの
内容がかなり専門的なもので、よっぽど気合と興味がないと成果を上げるのは難しいのではないかと思った。
その一方で、高校生だったらこれくらいやれるかもという期待がある。
今回の最後に、Noteの中でEdTechについてはみなさん興味をもっていらっしゃるようでたくさん記事がありました。いくつかをリンクで張ります。
Noteの中のEdTech
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