#ラジオ
「アナウンサーたちの戦争」をみて、戦争と放送を考える:一戸信哉の「のへメモ」 20240901
劇場版「アナウンサーたちの戦争」を見てきました。NHKでの放映時にも目にしていたので迷いましたが、新潟での上映もそろそろ終わりそうなので、夜の上映に足を運びました。
現代に生きる私たちには、戦時中のラジオ放送が持っていた戦意高揚の力を実感することは難しいかもしれません。映画の中でアナウンサーたちが発する声の抑揚も、あの時代本当にこんな感じだったのか?と感じるところはありました。実際のアナウンスの
学生たちの「台本との葛藤」をChat GPTにエッセイにしてもらった:一戸信哉の「のへメモ」20230602
「ちゃんとした」ラジオ放送を、いつもどおりの語り口でできるのかどうか。この課題に向き合うときに、「台本」との付き合い方について、学生たちと話をすることが多いです。出演している学生たちは、台本の「棒読み」になってしまうもどかしさから、台本から離れて自由にしゃべりたいという気持ちになるようです。でも、制作を統括する立場からすると、単なるフリートークでは、番組が成り立たないリスクもあり、テーマにもよりま
もっとみる「ラジオを止めるな!」連続講座:一戸信哉の「のへメモ」20230513
大学生たちと毎週番組を制作している私には、響くタイトルでした(遠藤麻理さんの著書のタイトルですよね)。非常勤講師として私も授業を担当させていただいている、新潟国際情報大学が、連続講座「ラジオを止めるな!~その公共性と地域性~」をスタートさせています。すばらしい企画です。
毎週番組に出演されている越智学長が今日5/13に登壇されました。今後遠藤さんを始めとして、新潟のラジオ制作に携わっている方々が
菊池桃子「卒業‐GRADUATION‐」 作詞家秋元康初期の卒業定番曲:一戸信哉の「のへメモ」20230307
3月に入り、卒業式が近づいています。今年はMC3人のほか、番組に関係した多くの学生達を送り出すことになります。すでに関係する収録は終わっていて、卒業関係の歌を選曲しながら、放送の準備を進めています。
敬和キャンパスレポが始まって3年半。当初最新の曲を全く知らなかった私も、学生たちと相談し、自分でも勉強しながら、新しい楽曲をある程度調べて、自分で番組用に見つけられるようになってきました。ですが、い
沖縄の役場から放送が送信される「親子ラジオ」:一戸信哉の「のへメモ」20221217
年末の企画で、学生たちと収録した沖縄の話の放送を予定しています。今年の9月、私の研究活動に学生たちが同行する形で、学生たちは映像の撮影も行いました。学生たちが何を学び作品化したのか、収録でいろいろお話ししました。今日は放送では話題に出ていない「ラジオ」の話。
今回、沖縄戦の戦跡を、回っていく中で、南風原町の南風原文化センターにも行きました。ここは陸軍病院壕のあったところなのですが、同時に南風原と
生放送風のスポーツ中継、ラジオの「実感放送」:一戸信哉の「のへメモ」20220731
2020年6月に放送した「ラジオを考える」を、YouTubeの番組チャンネルでも公開しました(番組チャンネルはスタートしたばかりですので、登録をよろしくおねがいします)。
さて、この日ラジオの話をいろいろしているのですが、その中から今回は、「実感放送」をとりあげてみます。1932年のロサンゼルスオリンピックで、日本放送協会は、ラジオ実況中継を行うべく、アナウンサーを派遣していました。しかし、大会
FM Portに学生たちが通っていたころ(「学!!Late Night!」ゲスト出演):一戸信哉の「のへメモ」 20211219
2020年6月に惜しまれつつ閉局した、新潟の民放県域ラジオ局FM Port。リスナーに人気の番組も多く、人気パーソナリティも多くいらっしゃいました。その証拠に何人もの方々が、ワイドFMにあった新しいしゃべり手を求めているBSNラジオ(AM局)やライバルのFM新潟に移籍されています。
Portの皆さんにはよく声をかけていただいて、学生をアルバイトとして紹介したこともあったのですが、何よりも大変お世
ラジオ番組の現場で成長する学生たち:一戸信哉の「のへメモ」 20211211
今週12/10の放送は、2つのラジオ局にお許しをいただいて、それぞれ番組制作の現場でアルバイトをしている学生たちに話してもらいました。必然的に、別の局の話題をエフエムしばたでお話しすることになるのですが、これもお許しいただいての放送です。ありがとうございました。
番組に初めて参加してくれた小田くんは、中静祐介さんの番組「マエカブナカシズカ」、宇賀田さんは、遠藤麻理さんの「四畳半スタジオ」の木曜日
RABラジオ(青森)の名物コーナー「どんだんず」:一戸信哉の「のへメモ」 20211121
先日のFMリクエストアワー(青森)に続いて、新潟県民には伝わるはずもないローカルラジオ番組シリーズをもう一つ(敬和キャンパスレポでは扱いませんが、昔のラジオネタは、番組noteに適しているかなという気がしてきました)
青森のローカルラジオで、かつてダントツ支持され続けたのが、こちら「どんだんず」。「どんだんず」というのは、「どうなのよ」というような意味で、「ツッコミ」の言葉として使われます。「最
NHK「FMリクエストアワー」の記憶:一戸信哉の「のへメモ」 20211108
ラジオ制作に関わるようになって、過去に自分がきいていたラジオ番組のこと、ラジオばかり聞いていて勉強がおろそかになっていた少年時代のこと、いろいろ思い出すようになりました。2021年に、一緒に番組制作をしている学生たちからすれば、遠い遠い昔の出来事なのだと思いますが、たまに思い出したことを書いてみようと思います。
昨年NHK FMが「FMリクエストアワーリターンズ」という、中高年以上をターゲットに