サッカーファンになるきっかけは、ピッチ外の楽しい空間、関わる人たちが生み出す最高の空間はコミュニケーションで生まれる
近所の緑地公園に子どもたちを連れてよく遊びに行くのですが、その公園の管理ボランティアをされている方(Oさん)と、たまに世間話をするんです。お互いに少し時間があったタイミングでちょっと長めの立ち話をしたのですが、その時にOさんが素敵なお話をしてくれたんです。
私がOさんにこんな話をしたのがきっかけです。
「公園がもっと交流が生まれる場にできたらいいですよね。自然とコミュニケーションが生まれる空間というか、地域の人との交流の場にできたらいいなと。僕は小さい頃、知らない大人に遊んでもらった記憶がありますが、今ってほとんどそういうのがないのが寂しくて」
すると、Oさん(推定60歳)がこんな話をしてくれました。
素敵なエピソードですよね。
人を楽しませるコミュニケーションってすごい可能性があるなと思いました。
サッカーファンになるきっかけは、競技以外の空間だったりする
サッカーが好きになるきっかけって、プレーヤー目線だと、多くの場合サッカーをやってみて、ボールを蹴ってみて楽しいと感じた瞬間から始まります。
だからこそ、子供のサッカーに関わる指導者、保護者の関わり方の重要性を問い続けているわけですが、それ以外にもサッカーが好きになるきっかけはたくさんあります。
W杯やJリーグを観戦して面白い、カッコいいと感じてファンになる人など、プレーする視点以外にもサッカーを楽しむ人がたくさんいます。
サッカー協会やJリーグ、サッカークラブもそんな空間の充実、体験の充実を目指していると思います。
でも、本当に大切なのは、その空間にいる人たちが生み出す雰囲気、コミュニケーションなんだろうなと思いました。
今回ご紹介したOさんのエピソードのように、人の記憶に一生残る温かい体験を生み出すのは、選手たちのピッチ上の表現だけではなく、スタジアムにいる人たちが生み出す雰囲気やコミュニケーションがすごく大事なんだと思いました。
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