いつまでもあると思うな
「いつまでもあると思うな」の後には、どんな言葉が続くのでしょうか?
昔から、「いつまでもあると思うな親と金」と言いますが、親や金というのは、いつかはなくなってしまいます。それをいつまでも当てにしていてはいけませんよという意味でしょう。
ならば、いつまでも当てにはできないものを親と金の代わりに入れて、自分なりの戒めの言葉を考えてみようではありませんか。
私自身を振り返ってみれば、昨年は入院もしましたので、「いつまでもあると思うな気力と体力」といったところでしょうか。
いつの間にやら、全く無理の効かない体になってしまいました。だからといって、隠居生活というわけにもいかず、老体に鞭打っているわけですが、ちょっと無理をすると、転んで怪我をしたり、体調を崩したり。寄る年波には勝てません。
仏教では諸行無常という言葉で表しますが、今あることは次の瞬間にはすでに無く、あるいは変化をしていて、一つ所に留まることはありません。自信のあった体力もいつの間にやら衰え、頼りないと思っていた若者にあっという間に追い越されてしまうのが世の常です。
さあ、あなたも今がずっとは続かないことを知り、新しいステージに踏み出そうではありませんか。
南無阿弥陀仏