目標と目的を勘違いしてない?〜世界一のプロゲーマーから学ぶ〜
世界一のプロゲーマー「梅原大吾」さんの本を読んだ。
ギネス記録に「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」として認定されているほどゲーム界では有名な方。
ただのゲーマーの本と侮ることなかれ。
格闘ゲームで何度も世界一に輝いているプロ・ゲーマー「梅原大吾」の半生だけではなく、勝負師としての勝負哲学が随所に散りばめられていて、とても勉強になった。
ゲーム以外にも、麻雀としてもプロ級の腕前を持っていて、ゲームだけではなく、汎用性のある勝負哲学だった。
勝負や努力に関する本は、これ以外に読む必要がないのでは?と思ってしまうくらい面白かった。
本の中からいくつか抜粋してみる。
引用元:勝ち続ける意志力(小学館)http://amzn.to/2GB5if2
なぜ、「勝つ方法」ではなく「勝ち続ける方法」なのか? 両者は似て非なるもので、時としては相反するほどに大きな隔たりを見せる。「勝つ」という言葉は、「結果を出す」と言い換えることでよりイメージしやすくなるかもしれない。「結果を出す」ことと「結果を出し続ける」ことは根本的に性質が異なる。 結論から言えば、勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができないということなのだが、この一言で「なるほど、そうか」と膝を打ててしまう人が大勢いるようなら、そもそも僕がこのような本を書く必要はなかっただろう。
勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けてなお卑屈にならないという絶妙な精神状態を保つことで、バランスを崩さず真摯にゲームと向き合い続ける必要がある。
僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化すること。(中略)変化したことで失敗したり、後ろに下がったりしたときは、もう一度変化すればいい。失敗に気づいて変化すれば、以前の自分よりも必ず高い位置に行ける。 一歩後退しても、その後退には意味があり、それがきっかけで二歩進む方法が見えてくることもある。 変化を続けていれば、きっと正しいことが見つかる。また、正しくないことが見つかれば、その反対が正しいことだと分かる。だから、前へ進める。 成長というのは、とにもかくにも同じ場所にいないことで促進される。
以上のように、14歳で世界チャンピオンになってから、現在に至るまでに磨いた勝負哲学が随所に書かれている。
そんな勝負哲学の中でも、自分が勉強になった箇所はここだ。
誰にも負けないくらいやり込んできたという自負があれば、どんな相手にも気持ちで負けることはない。しかし、賞金目当てで頑張ってきた人間の気持ちは驚くほど弱い。そのことに気づいたので、目的を見誤ってはいけないと実感した。 大会というのは、日々の練習を楽しんでいる人間、自分の成長を追求している人間が、遊びというか、お披露目の感覚で出るものではないだろうか。大会における勝利は目標のひとつとしてはいいかもしれないが、目的であってはいけない。(中略)そのことに気づいてからようやく、勝つことより成長し続けることを目的と考えるようになった。ゲームを通して自分が成長し、ひいては人生を充実させる。いまは、そのために頑張っているんだ、と。(中略)毎日の努力を放棄していても、目標があれば気持ちを誤魔化せてしまう。「大会まで2カ月あるから、今日は頑張らなくていい」と余裕を持って構えてしまう。そして大会が終わった途端に、頑張る理由もなくなるだろう。そんな波のある生活をしていては、日々のサイクルなど保つことはできない。
ここでは、目標と目的の違いを端的に述べていて、とても腑に落ちた。
目標を目的と勘違いしてしまうと、自分が苦しくなる。
結果にいちいちモチベーションが左右されて、努力の継続が難しくなる。
目的を主観的なものにすることで、自分が進みたい道を進める利点があると知った。
この目的と目標の取り違えは、誰しもが経験しそうなことだ。
自分もそのうちの一人。
只今、このnoteを週4更新にしているのだが、その目的はあくまでも素敵な文章を書くため。
あくまでも、週4更新は目標。
目標であるはずなのに、最近週4更新を目的として捉えそうになっている自分がいた。
週4更新が継続中ではあるが、順調に更新できているとは言えない現状から、とりあえずnote週4更新することだけを目指して、あげたくもない記事を書いていた自分がいた。
でも、それは目標と目的の混同であり、梅原さんの中では避けるべきことだろう。
それをこの本を読んで知ることができた。
だから、週4更新はあくまでも目標であることを再確認する。
もちろん、以下の記事にも書いたが、週4更新しないとご飯奢るという約束をしているので、それは守る。
目的にせずに、あくまでも目標ということを念頭に置いて、これから週4更新していこうと思います。
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ちなみに、僕が読んだ梅原大吾さんの本は以下の本です。
勝ち続ける意志力:http://amzn.to/2GB5if2
ここからの時期が、引越し作業と卒論発表会に向けた準備の中、note週4更新をするという一番過酷な時期になると思います。
途切れないようにヒィヒィ言いながら頑張ります。
今日も覗きに来てくれてありがとうございます!
ではまた!