HELLO CYCLINGとダイチャリの違いとは
HELLO CYCLINGとダイチャリ、その関係性を一言で表せば「HELLO CYCLINGの一部がダイチャリ」となります。実際利用する上ではHELLO CYCLING=ダイチャリと考えて問題ありません。
とはいえ両者が別物であるのもまた事実。HELLO CYCLINGとダイチャリは何が違うのか、詳しく見ていきましょう。
HELLO CYCLINGとは
HELLO CYCLINGはOpenStreet(株)が開発・運営するシェアサイクルサービスのプラットフォームです。ざっくり貸出/返却や料金支払いといった一連のシステムのことと認識しておいて構わないでしょう。
このHELLO CYCLINGの特徴として、さまざまな企業が加盟し、各社が分担してサービスを運営していることが挙げられます。最近はOpenStreetが直接運営する場合も多いのですが、たとえば京都では(株)エリッツ、多治見では(株)エネファントといった地元企業が実際のサービス運営を担当しています。
これら加盟各社の運営するサービスもひっくるめてHELLO CYCLINGとよばれるわけですが、実は独自にブランド名をもつこともできます。
もうお分かりでしょう。「ダイチャリ」とは、あるHELLO CYCLING加盟企業が独自に付けたブランド名のことなのです。
ダイチャリとは
ダイチャリはシナネンモビリティPLUS(株)(2019年3月まではシナネンサイクル(株))が運営するHELLO CYCLING加盟ブランドです。一都三県をはじめ、大阪や日光、かつては福岡でもサービスを展開していました。
なぜ一介のブランドに過ぎないダイチャリの名が、サービス名と混同されるほどに浸透しているのか。それは圧倒的な規模の大きさにあります。
シナネンモビリティPLUSの公式サイトによれば、2021年10月末時点でダイチャリのポートは2098か所、自転車は8235台もいるといいます。なんとこれはHELLO CYCLING全体のおよそ半分の数字です。
シナネンモビリティPLUSは、埼玉県内や湘南地域で数多くの自治体と連携協定を結ぶ一方、コンビニ大手3社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン)をはじめ、さまざまな企業とも提携し、ポート設置を進めています。
最近では(株)コインパークからシェアサイクル事業(「シェアペダル」のブランド名で展開していました)を譲受し、一層規模を拡大することとなりました。
圧倒的なポート数に加え、その多くがコンビニエンスストアや公共施設といった目に付きやすい場所に設置されているのです。見かける機会が多いはずです。
さらに、ダイチャリの自転車は前カゴにロゴマークをでかでかと掲げています。後輪のドレスガードに小さくHELLO CYCLINGと書かれているのがいるくらいで主張の控えめなHELLO CYCLINGブランドの自転車に比べると、とても目立ちます。
独自ブランドを知ってHELLO CYCLINGを使いこなそう!
長々と書いてきましたが、結局のところダイチャリはHELLO CYCLINGの一部で、利用の際にその違いを気にする必要はありません。ダイチャリの自転車をHELLO CYCLINGのポートに返してもいいですし、その逆もまたOKです(自転車の不具合などを申告する場合もHELLO CYCLINGに問い合わせれば大丈夫です)。
さらに、静岡の「PULCLE」や沖縄の「CYCY」といったサービスもHELLO CYCLINGの地域ブランドで、HELLO CYCLINGアカウントで利用できます(それどころかダイチャリの自転車をPULCLEのポートに返すなんてことも可能)。
ぜひ独自ブランドを使ってHELLO CYCLINGの利用範囲を広げてみてください。
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