
【旅行記】サバティカル英仏ツアー【7日目~移動 帰国】
この度はご覧いただきありがとうございます。
本記事は7連続の旅行記の最終記事です。
酔っぱらいながら帰国するだけなので内容は薄いかと存じ上げます。
心ばかりの余談を付け加えますので、何卒最後までお付き合い願えますようよろしくお願い申し上げます。
…こんだけ丁寧にいっときゃ予防線は万全なので、旅行記書いていきます!
いつも以上にだらだら書いてしまいました!
余談だけでも結構です!
■さらば、全てのフランス。
帰国の日。感慨にふけるよりも長時間フライトに戦々恐々として、その意味で帰りたくねえと思っていた。一回経験しているので猶更。
朝はゆっくり出発でよかったので、ゆっくり起きて、ゆっくり朝飯を食べて、ゆっくりコーヒーをすする。
前日にパッキングはだいたい終えている。
洗面用具などを詰め込んでいよいよスーツケースを閉める。
なんだか緊張してきた。
チェックアウトはカードをボックスに入れるだけだったので、自信満々に僕が行った。会話が必要なければ任せてくれ。
■シャルルドゴール空港
電車を乗り継ぎシャルルドゴール空港へ行く。
ちょっと遠いが、まあそれが空港だよね。
シャルルドゴール空港の駅は2つある。
ターミナル1と3につながる最初の駅と、ターミナル2につながる2つ目の駅。
しっかり航空券を確認して駅を選びましょう。
どちらの駅に降りても、全てのターミナルへは無料シャトル電車で移動できるので、時間に余裕があれば問題ない。
ターミナル1へ移動するも、どこに何があるかわからない。
何とかマップを表示をしてくれるディスプレイを見つけて、全体像を把握する。日本語での表示も対応しているので助かる。


荷物を預け、出国審査、セキュリティチェックを受ける。
セキュリティチェックはやたら厳しく、2人とも再検査でおばちゃんに隅々まで鞄をまさぐられてやっと解放された。
■紆余曲折免税店アドベンチャー
さあ、免税店の並ぶエリアに入った。
とりあえずご飯が食べたいと僕がごねたので、マックに入って、ご飯を食べることに。
タッチパネルで注文する形式で、日本語対応していたのだが、メニュー名はあまり日本語変換しておらず、勘で選んだら、ドリンクがただのソーダ水だったので負けた感じがした。

同僚はブランド店を観たいといい、僕はお土産を買いたいし酒飲めるとこあったら飲みたい、という意見だったので、少しの間自由行動をすることに。
一通りそのあたりを歩いてみたが勇気が出るような店はないし、コンビニ的なところでも酒を売っている雰囲気がない。
あきらめてお土産の売っているところを物色。
意味わかんねえ。
書いてあるものが何を意味するかほとんどわからんので、フランス土産かどうか、個包装かどうか、何個入っているかどうかが全く分からん。
スイス土産ぽいのが結構あってトラップだった。
(ちょうどよさそうないっぱい入ってるのはだいたいスイスっぽかった)
Googleレンズで色々翻訳してもらいながらそれっぽいクッキーの箱を3個とチョコの箱を1個買う。
すると、隣に酒の売っているコーナーを発見する。
これは、、、と思い調べると、持ち込む量で関税がかかったりするが、少量ならOKらしい。
ワインなら瓶3本まではOKみたいな感じだったと思う。
少し物色して、フレンチワインはよくわからんのでスコッチウイスキーにする方針に決めた。
ここではSCOTCHとかSCOTLANDの字を探せばよかったので、容易だった。
J&Bという銘柄のウイスキーの小瓶を購入。
(関税関係がよくわからんかったので小瓶のみ)
ほくほくで同僚のもとへ帰る。
同僚はブランド品を買うのをあきらめたようだ。
搭乗時間までさらに時間があるので、ぼーっとしながら過ごす。
酒飲みてーな
そんな思いを抱き、どこかにあるはず!、とウェブ検索してみる。
さっきチラ見してすぐにあきらめたコンビニ的な奴の片隅にビールがあるあしい!
これは天啓。
すぐさま向かうと、あった!しかもFRANCEって書いてある!
と、店内を見渡すと、当然?ここにも土産が売っている。
なんだか足りない気がしてきてお土産を買い足した。
チョコの袋を手に取って会計に行こうとすると
店員「あなた、それ2つ買うと安くなるわよ」
僕「??なんて?」
店員「1つでいいの?2つ買うとディスカウントがあっておすすめよ」
僕「???。。OK.OK.これでいいんだ」←全く分かってない
レジに進むと、セルフレジなのだが、案内係がいるので
言ってることはわからんが、とにかくその人の指示通りに操作する。
チョコのバーコードをスキャンするときにさっきと同じ会話をするが、またしても僕は彼女が何を言ってるかわからない。
レシートをみたり、後で反芻すると彼女たちはとても親切に、お買い得情報をジャポネーゼに教えてくれていたのだと気づいた。
結果的にここで買ったチョコはスイス土産だった。
結果オーライだったのは、右手にフレンチビアが握られているからだ。

かなり時間を持て余していたので、トイレ行ったり、ぶらぶらとターミナル内を歩いたりして過ごした。
PS5が置いてあって体験プレイできるところがあったのは驚いた。
そして搭乗。
地獄のフライトが始まる。
■フランス~ドバイ

今回もドバイ経由のエミレーツ。
映画のラインナップは変わっていなかった。
タブレットに入れていた「シンドラーのリスト」を見た。
良い映画だったけどコンディションが悪くてあまり集中して見れなかったし、何度か寝落ちしながらだったし。眠れたらよかったけど、すぐ起きる。
あとは「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んでいた。くそ面白い。
機内食を1食か2食食らう。そのたびにワインかビールをもらう。
機内食太りしてしまうわ。
消灯時間が何時間かあった後、ブレックファスト的な軽食も食らう。
この時くらいは酒を飲まなかったが、飯を食ったとたん眠くなって、比較的深い眠りについた。
その眠りが功を奏して、途中起きたりもしたが、割とあっという間にドバイに着いた。
■ドバイ~日本
ドバイについて、またしてもセキュリティチェックなど通りながら、一息ついた。
これはね、もうね、あれよね。

ワールドカップ中なので、飲んでおかないといけないハイネケン。さすがに同僚から白い目で見られた。
ここは日本行きの飛行機の搭乗待ちになるので、割と日本人も多い。なんだか少し気が抜ける。
そして何ごともなく搭乗。けどここからのほうが地獄が長い。
と思いきや、割と調子よく眠って、飯の時だけ起きて、本を読んでまた寝て、とやってたらすぐに日本についた。


日本について思ったのは「暑い!」
まだ夏やんけ!
荷物がなかなか出てこなかったり、関税関係のWEB申請を慌ててやったり、電車を一本遅らせたりバタバタしながら帰りの電車へ。
電車では、同僚への感謝の言葉を述べながら旅の振り返りをする。
同僚は偉そうにするでもなく、むしろ僕を褒めてくれる。なんとできたお人だ。
同僚は神であることを証明した7泊10日の旅でした。
■帰国後
帰国後は時差ボケに悩まされた。
夜眠れないのだ。
そして朝方に寝て、午後に起きる。
幸いにもすぐに仕事に出るわけではなく、だんだんと日本時間に慣らしながら出社の日を迎えたが、正直今も本調子でない気がする。
時差ボケはどうやって直してんの?皆さん。
■(長い余談)情報量観光のススメ
情報量のない話をいつもよりだらだらと書いた上に、なにが情報量観光だとお思いかもしれないが、
ここから情報量を足していく作業に入る。
近年ドはまりしている「ゆる言語学ラジオ」。
そのフランチャイズチャンネル「ゆる生態学ラジオ」で堀本氏が雑談テーマとして挙げているのが「情報量観光」である。
まあ見てもらったらいいのだが、観光ガイドブックだけでなく、旅行先に所縁の文献を読んでからいくのがおすすめだと言っているのだ。
「聖地巡礼」という言葉がある。
日本では、元の意味から変化していて、主にアニメの舞台やモデルになった場所に訪れる、といったものだ。
元の意味でも、たいして変わらないのが、巡礼者の気持ちだと思う。
自分の心酔するストーリに所縁の深い場所に赴き、登場人物に思いをはせたり、いつかここにあった情景を追体験することで喜びを得るのである。
一言で言えば、ロマン。
ロマンを感じるために勉強をして、それを身体的に感じることができるのが情報量観光の良いところ。
1日目の記事で書いたように、今回の旅行に対して色々と本であったり、映画だったりに触れてきた。
今回の旅行先を自分にとっての聖地にしたかったからだ。
聖地になると、満足度が格別に向上する。
なんの変哲もない場所が、大人気アニメの有名なシーンで使われたからと言って、人がごった返すようになるのは、そこがファンにとっての聖地になるからで、
これは比較的受動的なパターンだけど、
能動的に行く先を聖地にする、ということも可能だと思う。
今回イギリスフランスへの旅行を決めた時、漠然としたヨーロッパへのあこがれで決めたが、そこから行き先を聖地にしようと、いろいろなものに触れた。
正直、インプット量が全然足りなくて、全てを聖地にできたわけではなかった。でも後悔はないし、かなり見識が広がったと思う。
そう、この旅行に向けて読書などしていたので、インプット効率が上がっていたといえるのだ。
ただ漠然と、好きな本を読んで知識を得るのも正しいあり方と思うが、
何か目標があって、それに対して特定のテーマを追うことは知識のつながりや比較もできるし、目的意識があるので頭に入りやすい。
イギリスの歴史に関する本も読んだし、
ルーブル美術館の本も読んだ。聖書の入門書も読んだ。
全部なんてことはない、薄くて入門用の本なのだが、普段なら読まない本だし得られない知識だったと思う。
これによって興味の範囲も増えたし、中野京子さんという好きな作家さんも増えた。
自分を自分さえ予期しないところに連れて行ってくれたのだ。
必要に駆られているという意識や、この先に聖地となった場所に行けるといううれしさを感じながら読書ができた、という話でした。
また別の記事で詳しく書きたいけど、もう少し短くまとめたいね。
長く書いたけど、完走した!それでは!